ひとり暮らしの献立1週間:どんぶり祭り、6/5週

f:id:ryoko-m:20160606221827j:image切れる包丁が欲しい

 
週末実家に帰ったところ、いつものようにあれやこれやを持たせてもらい、さらにスーパーで買い物していきなさいと言われて地元のスーパーに行ってきたのですが...やはり田舎の売り場は規模が違う。肉のパックが大きい。魚の種類が半端ない(和歌山ですから)。そしてめくるめく惣菜達。ついつい珍しいものに手が伸びそうですが、どうせ買っても調理ができません。というかそもそもメニューが決まってないので慌ててしまい、非常に大味な買い物になりました。もうしょうがないから今週は全体的に丼もので!私はどんぶり物大好きです、だって洗い物が少ないじゃない。というわけで、今週のテーマは「丼ミーツ地元食材with簡単味付け調味料」で乗り切ります。

6/5~11の献立予定

  • 日:(夜)巻き寿司パック、トマトときゅうりのごまだれ塩サラダ、泉州名物水ナスの漬物f:id:ryoko-m:20160606221838j:image※すみませんほぼ料理ではないです
  • 月:牛丼、キュウリとカマボコをマヨネーズで、水ナス漬物残り(鍋に調味料※を入れて、沸いたら玉ねぎ→牛肉の順で火を通す/冷凍ごはんをチンする/カット済のきゅうりとカマボコを入れてマヨネーズをかける)※水100㏄に対し、酒・みりん25㏄、しょうゆ大2、砂糖大1、しょうがチューブを好きなだけ
    f:id:ryoko-m:20160606221855j:image
  • ミートソーススパゲティ、ほうれん草のお浸し(冷蔵庫で解凍しておいたミートソースにカットトマトを入れて鍋で温める/パスタはレンジで茹でる/ほうれん草にだし&醤油をかける)f:id:ryoko-m:20160611133438j:image※副菜はキュウリのレモン塩に変更。ビールのお供はプリングルス
  • 水:しらす丼、小魚のみりん干し、梅キュウリ和え(冷凍ごはんを温める/冷凍しらす、冷凍ネギを乗せて、だし&醤油をかける/みりん干しをトースターで1分ほど焼く/梅干を器に入れてたねを除き、みりんで潰しつつ伸ばす→キュウリを和える)
    f:id:ryoko-m:20160611133638j:image※帰宅が遅くなったのでテイクアウトのお好み焼きを。そば乗せ広島風です。キュウリがなくなったのでほうれん草でせめてバランスをとります。
  • 木:親子丼、ほうれん草のお浸し(だしを伸ばして玉ねぎ→鶏肉を入れて火を通す/卵を溶かし入れ、ごはん(チンする)の上に乗せる/ほうれん草に味付けをする)
    f:id:ryoko-m:20160611133651j:image※今さら、親子丼を作る能力が低いことに気づきました…見た目も不味そうですが味も鶏がゆのような腰の引けたかんじ。
  • 金:ミートソースグラタン、ビールかワイン(解凍しておいたミートソースにカットトマトを入れて温める/マカロニをレンジでゆでる/グラタン皿に両方を入れ、パルメザンチーズをたっぷりかけて、焦げ目がつくまでトースターで焼く)
    f:id:ryoko-m:20160611134025j:image※友人と外食したので自炊せず。なぜかどんぶりものというルールは律儀に守っています。あー、爆弾丼美味しかった。
  • 土:(昼)しらすとほうれん草のチャーハン (夜)茶碗蒸し、みりん干しの残り、豆ごはんの残り(冷凍済だけど、古い!)(茶碗蒸しは、白だしを水で割り※書いてある通りに、卵1個を入れてよく混ぜる→器に鶏肉、カマボコ、ほうれん草を入れて卵液を注ぐ→固まるまで蒸す。簡単!)
    f:id:ryoko-m:20160611134149j:image※食べ損ねたしらす丼をキムチと海苔と共に。おいしーい。副菜は残り物処理。ガラスープに余り野菜のトマトとほうれん草を入れて、最後に卵を落とし、ゴマ油で風味をつけたもので、簡単だけどトマトの味が効いてて美味しいです。デザートに金柑ジャムを乗せたヨーグルトを添えて。

【献立メモ】実家で作るのを手伝った大量のミートソースを手間賃としてもらってきたので楽ちんメニューとして投入しつつ、「たまには食べなさい」牛肉、「これはお得よ」期限のせまったシラス、「ケチケチしないで大きいのにしなさいよ」鶏肉、など大味な買い物で得たアイテム(「」内すべて母のセリフ)をおもむろにごはんの上に乗せてみました。この中で一番好きなのがシラス丼なんですよね。我ながら工夫のない人間。あとは地元食材を副菜的に活用するのと、夏野菜をカットしまくって丼ものの箸休めに用意しました。さらに、ふりかけ的に小袋に入っている「サラダ塩」(いろんな味がある)、だしを取るのが面倒なので「白だし」つゆを導入してさらにサボり気味に仕上げました。

今週の材料

  • 家にあったもの:玉子(2個)、梅干し(1個)、冷凍ネギ(適量)、パスタ(1束)、マカロニ(1回分)、冷凍ごはん(4膳)、パルメザンチーズ各種調味料
  • 購入したもの:玉ねぎ(1個)、トマト(2個)、キュウリ(2本)、ほうれん草(1袋)、鶏もも肉(1パック)、牛切り落とし(170gくらい)、白だし
  • もらった地元&実家食材:水ナスの漬物1パック(泉州名物)、小魚のみりん干し7‐8枚、シラス1パック(和歌山と言えば)、カマボコ1本(昔懐かし紀州の赤うずまき)、手作りミートソース(人参のみじん切りは私がやった) 

日曜日の下準備・調理

  • 野菜類を切って下準備する:玉ねぎ1個を薄切りにしてラップに包む(牛丼・親子丼用)、キュウリ2本を一口大にカットしてジップロックに入れ塩を振ってもんでおく(なんとなく、長持ちするかなぁと思って)、トマト2個も一口大にカットしてタッパーに入れる、ほうれん草はカットしてさっと茹でてタッパーにいれる。カマボコ1本は薄めカット(茶碗蒸し用)&ふつうカット(その他用)にしてラップに包む。 ※1週間なら持つでしょ、という希望的観測で冷蔵庫へ。ほうれん草は余りそうなら小分けして冷凍します。
  • 肉や魚を小分けにする:鶏むね肉は皮を取って細切れにして、ジップロックに入れて塩を振る(これは臭み取りになるんですって)。期限の迫ったしらすは同じくジップロックに入れる。どちらも冷凍庫へ。※牛肉は次の日使うから冷蔵庫のまま。
  • 晩ごはんを用意する:漬物を切る。キュウリとトマトに味付け塩を振る。寿司はパックのままで。そして、ビールのプルタブを…開ける!すみません料理してなくて。

私、ひとり暮らしを始めて10年以上経ちますが、ほとんど牛肉を買うことがないつつましい食卓を維持してきました。母に煽動されて勢いで籠に入れた牛肉、170gで700円。なんと高価な。仰々しさに怯えつつ、贅沢にも牛丼にするしか思いつかない「恐ろしい子…!」です。先週は茹でたもやし食べてたのに…。あ、せんしゅう、で思い出しましたが泉州名物・水ナスの漬物は思いがけない美味しさなので、関西の手土産としてもとても喜ばれるんじゃないでしょうか。要は糠漬けなんですが、あっさりと、まるでフルーツのような絶妙なジューシーさなんです。日持ちはしないので、一気食べをお勧めします。

今週のまとめ

  • 多忙と暑さでちょっとサボりぎみでした。
  • 忙しいときも、冷凍ごはんさえあれば食事はできる。カット野菜や茹で野菜があればバランスは取れる。加えて、ごはんのお供的なものがあればなおよし。と思いました。
  • バジルもいいんだけど、次は青じそが欲しいなぁ。しらす丼にも、キュウリの和え物にも合うと思うのよね。

今週のうわ言:ひとり暮らしの星?ゾウの花子考

ゾウの花子が亡くなったというニュースを見て、おぼろげな記憶が甦りました。そういや、誰かが井の頭公園にゾウがいるって言ってたなと。井の頭沿線に住んでいて、貧乏学生だったころの散策先と言えば井の頭公園だったのに、今さらですがなんで行かなかったのか不思議です。うっかり行きそうなものなのに。なんならスワンボートまで漕いだというのに。
花子が各局で取り上げられて、日本中に流されているのはいかにも東京発のニュースだなぁと思うのですが、それにしたって人々の悲しみようが激しくないですか。うっかり行きもしなかった私ごときがニュースの衝撃を推し量りようもないのですが、インタビューを見るにつけ、なんだねみんなその嘆きようは。特にやや年配の女性。悩みがあるといつも花子のところに来てたんです、とか、親の死に目でも泣かなかったのに涙が止まらない、とか。花子だけが心の支えだったんです、というセリフに至っては、ゾウのことよりも女性の人生のほうが気になってしまいました。お母さん大丈夫ですか。
聞けば花子さんは結構波乱の人生だったんですね。50年に渡るひとり暮らし、荒れた夜もあった、孤独な夜もあった、やさしさに触れた日も、ただ雨に打たれた日もあった。と中島みゆきの歌になりそうな孤独な女の生きざまです。本意ではないでしょうが、殺人事件もありました。そんな歴史があっての今だから、お母さんたちがあれほど涙を流すってことなんですかね。よくよく見れば、年取った小さい目が悟りの境地にある気がします。例えるなら、ゾウ界の瀬戸内寂聴。あたい昔は結構悪だったのよ、今はやめたけどね。そう言ってます(たぶん)。
果たして50年以上も一頭で飼うことがゾウにふさわしいのか、という議論もあります。亡くなる前から飼育環境への批判もあったそうですが、時代もあるし、動物側の慣れもあるし、一概に言えないと思います。私は生き物には自然体でいて欲しいので、できれば生育環境に近い状態で、動物が「あれここそういや動物園だっけ」と思うくらいがよいなぁと思いますが、さて本人(本ゾウね)に聞くわけにもいかないし、亡くなった今となっては分からない話です。
それよりも、花子の歴史を振り返ったときに、人や社会の都合に振り回されながら、必要以上に孤独を味わう暮らしぶりがとても都会らしい生きざまに思えて、テレビに映る東京の人たちが行き過ぎた(ように見える)共感や悲嘆を抱くのには、そんな生き方につい自分を重ねてたからかもしれないなぁと、思ったのでした。ゾウ界の瀬戸内寂聴、都会のひとり暮らしのパイオニアとして金字塔を打ち建てる。そんな感じです。意味不明ですけど、まぁ、そんな感じです。

airCloset 5&6回目 ちょっと飽きてきた

5回目

  • グレーのニット
  • カーキのガウチョパンツ
  • アイスブルーのワンピース
f:id:ryoko-m:20160512231230j:image
グレーのニットはシンプルなかたちですがラメが入っていてちょっとキラキラ。手持ちのボトムに合わせやすかったです。ただし、着用ヨレがありました。まぁ古着だもんね。
ガウチョパンツは色と言い形といい扱いやすかったんですが、ガウチョっぽいのが2回続いて少々飽きてきました。違うボトムプリーズ、とリクエストに入れてみました。

f:id:ryoko-m:20160512231243j:image
お上品なワンピースは私がなかなか着ないタイプの服です。綺麗だけど気恥ずかしい。ちょっと結婚式みたいになってしまう、、結局、日曜のお出かけ時にグレーのカーディガンと青いフラットシューズを合わせてカジュアルダウンしてしまいました。会社には着ていけず。

6回目

  • 黒のレースつきカットソー
  • 青白格子のサマーニット
  • カーキの膝下タイトスカート
f:id:ryoko-m:20160601065649j:image
着用後に写真とったので、少々よれてます、失礼。黒トップスはアクセントにもなってかわいかったです。もう少し生地に厚みがあって落ち感があれば、あと少しレースの位置が低ければより使いやすかったかと。

f:id:ryoko-m:20160601065703j:image
違うボトムプリーズ、といって届いたのがこれ。膝下タイトスカート、初めてはいたけどバランスいいですね。自転車にも乗れるし(ここ重要)。明るめのカーキが少しカジュアルだったので、自分用にはベージュか黒が欲しいなぁと思い、お買い物リストに追加。

f:id:ryoko-m:20160601065714j:image
コンパクトなトップスはガーリーというかレトロというか。柄はチャレンジしてもよかったんですが、コンパクトすぎてボトムに迷ってしまい、結局着ませんでした。。私は下半身がボリュームある体型なので、トップがコンパクトだと体型を強調してしまってバランスを取りにくいんです。

所感

最初の頃のテンションはなくなりましたが、好みを押さえつつちょっとチャレンジングなアイテムが届くのは楽しいです。が、少しでも着にくいなと思ったらやっぱり着ないし、好きなタイプの服でも細かなところで違うな、と思うと買いたいまではいかないですね。ただし、いろいろと合わせることで自分に必要な、使いやすいアイテムは絞れてきたかも。少し飽きてきましたが、もうしばらく取ってみて、自分のファッションを今後どうしていこうか考えたいと思います。

ひとり暮らしの献立1週間:病み上がりを労わる、5/29週

f:id:ryoko-m:20160529222010j:image

毎週末、翌週の献立を考えるということは、週明けの自分に与えるタスクであり、働いて帰ってきた自分へのおもてなしプランでもあります。達成できる程度の作業ボリュームを維持しつつ、満足できるだけの食事を与える、そのバランスを考えていると、自分が1人ではなく、考える人、作る人、食べる人など複数に分かれて分業している気分になります。さながら、自宅レストランの社員一同といったところ。もうちょっとクオリティ上げないと、出店できなさそうですけど。

5/29~6/4の献立予定

  • 日:(昼)梅わかめうどん(夜)ひじきの炒め煮、コーンバター、豚ひき肉ともやしのスープ、ごはん
  • 月:そうめん(梅干し&とろろ昆布)、ソーセージ・もやし・いんげんの炒めもの、ひじきの残り(そうめんを茹でる・だしに味付けをする→盛り付け/ソーセージ、もやし、いんげんを炒めてカレー粉で味付け/ひじきをチンする)※なんか食べ合わせ悪そう。味付けは要検討。
    f:id:ryoko-m:20160603205257j:image
  • 外食予定
  • 水:とうもろこしと湯葉の玉子とじ丼、ひじきの残り(だし400mlを取って、丼を作る★/ひじきを温める)※足りなかったらいんげんをおひたしにする
    f:id:ryoko-m:20160603205312j:image
  • 木:野菜一掃の餃子スープ(だしの残りに醤油、みりん、胡麻油で味付け/冷凍餃子、人参、もやし、いんげんを入れて茹でる)
    f:id:ryoko-m:20160603205331j:image
  • 金~日:不在の予定

【献立メモ】

週末に熱を出して寝込んでいたので、今週は体を労わるべし、と思い、病み上がりでも作れる・食べれる献立にしました。メインおかずはひじき煮ですが、こちらには豚肉を投入してややがっつりめに。野菜はもやし、いんげん、とうもろこしを茹でて週内使い切りに。調味料はだしを週に2回取って和風の味付けをベースにしました。

★変化をつけてみたのが水曜日の「とうもろこしと湯葉の玉子とじ丼」。レシピを見て作ろうと思ったものなので、美味しかったら別途報告します。

今週の材料

  • 家にあったもの:豚肉(冷凍・80gくらい)、餃子の残りの挽肉(冷凍・50gくらい)、冷凍ギョーザ(4~6個)、ソーセージ(長め2本)、玉子(2個)、乾燥ひじき(20gくらい)、梅干し・乾燥わかめ・とろろ昆布(適量)、冷凍ネギ(1本分くらい)、冷凍うどん(1玉)、冷凍ごはん(2膳)、そうめん(2把)、だし(2袋)、各種調味料
  • 購入したもの:にんじん(1本)、いんげん(1パック)、もやし(1袋)、とうもろこし(1本)、湯葉(1パック) 

日曜日の下準備・調理

  • 昼)肉を解凍しておく:豚肉と餃子の残り挽肉は冷蔵庫に入れておく
  • 昼)うどんを作る:だし400mlを取り、半分弱を翌日のそうめん用に残す。残りの200ml強にみりん・醤油(各大1/2ずつ)を入れてうどんを茹でる。
  • 野菜をゆでる:もやしは水洗いしてラップでチンする(保存容器で最大1週間日持ち)、いんげんはヘタを切って、とうもろこしは皮を剥いて、まとめて深めのフライパンで茹でる。いんげんはそのまま保存(同じく最大1週間日持ち)、とうもろこしは包丁で身をこそげ取って保存(保存期間不明…1週間大丈夫かな)※保存期間は確認済ですが自分では未検証。ほんとに持つのかな、1週間も。
  • ひじき煮を作る:野菜を茹でている間にひじきを水に入れて戻す。人参を1/2本を千切りに、残りは拍子切りにして保存(餃子スープ用)。茹で済のいんげん適量を3等分にカット。解凍した豚肉を細目に切る。野菜を茹でたフライパンをさっと洗って、油を入れ、ひじき→人参→豚肉の順で炒める。肉に火が通ったら酒大2を振り、調味料(水100ml、砂糖大1、みりん大2、しょうゆ大2:適宜調整ください)を入れて、落し蓋(アルミホイルで代用)をして10~15分煮る。さやいんげんを加えて火を止めて味を染ませる。
  • スープを作る:ひじきを煮ている間に。小鍋に水400ml、鶏ガラスープ、冷凍ネギを入れる。沸騰したら茹で済のもやし、解凍済の豚ひき肉を団子にして入れる。醤油・酒・塩コショウで適当に味付け。
  • コーンバター、ごはんを用意:とうもろこしにバターを添える。冷凍ごはんをチンする。

今週の買い出しはものすごく経済的でした。もやしに人参1本なんてちょっと貧乏くさい、と思いつつこれしか要らないんだから仕方ない。いんげんが無駄にブランド物で高かったけどこれくらいまぁいいか。レジでは1万円札を出して貧乏ではないことをアピールしてみましたが、意味があったかは分かりません。

【感想】6/3追記

  • 茹で野菜は持ちましたよ!生のままだともやしはダメになってたと思うので、茹での力よありがとう。
  • ひじきは少し作りすぎてしまい、途中で飽きました。一人前を冷凍してみましたが、、味がどれくらい持つのか要検証。
  • 残念ながら湯葉丼は思ったより美味しくなかったです。出汁に醤油とみりんを入れて→湯葉とコーンを入れて煮立たせ→卵を入れて卵白だけ混ぜる→固まったら黄身を割って混ぜ合わせたら完成、という時間差で卵を混ぜるのがポイントのレシピでした。卵はうまくいったんですが、具材が淡白&甘めの組み合わせなので、私の好み的にはだしをもうちょっと濃い味にするか、鶏ささみなど加えてわさび醤油をかけてもよかったかなと思いました。あ、これ美味しそうだな。今度やってみます。湯葉は大好きなんです。
  • 褒めてください、わたくし今週はビールを飲んでいません!病み上がりだからね。しかも週半ばにぶり返したし。

今週のうわ言:バジル食べれない問題と平和パフォーマンスにもやもやする件

f:id:ryoko-m:20160528094659j:image
仕事で緊急トラブルに見舞われていた一週間の間に、オバマさんが通りすぎたり(伊勢から広島へ)、季節が梅雨に変わりつつありますね。
粛々と水をあげ続けていたら、バジルもふわふわの奴も好き放題に伸びてきました。写真はバジルと同じタイミングで買ったふわふわの観葉植物です。バロータっていう名前なんですが、葉っぱがものすごーく柔らかくて、触ったらほわっほわしてて病みつきになります。それを見越したのか、鉢に刺さったタグには「思わず葉に触れてしまった方、それはきっと運命です。是非お買い求めください。」との文章。う、思わず買っちゃったよ。
バジルはベランダに出しているので、夜に帰宅するとしんなりしており、慌てて水をやると翌朝はシャキッとしている、というのを繰り返して、ちょっとずつ伸びてます。その健気さにやられてしまい、今週は1枚も食べられてないんだな、、バジ子を食べるなんて、私そんなことできない…!でもいつか、その愛ゆえに食べてしまいたくなるときがくるのでしょう。人と野菜のアンビバレントな運命ですね、はい。
ところで話は変わりますが、昨日のニュースを見て、どう思いましたか。オバマさんの広島訪問が歴史的だの、核なき世界へ向けてだの綺麗にまとめていましたが、私はあんまりしっくりきませんでした。いちアメリカ人の訪問としては歓迎しますし、それが高齢化している被爆者の人にとっての許しや癒しに繋がることはいいことだと思います。でもそれって過去の出来事の和解でしかないなと。任期終了間近に、超権力者であるアメリカの大統領がやってきて平和を訴えても、で、お宅何してくれるんですっけ、と思ってしまいます。政治家は実行してなんぼですもの。
加えて、オバマさんが白人ではないので、爆弾を投下した国の長、という生々しさを感じさせないのもうまく出来てるなぁと思いました。戦後70年も経ったんだなぁ、言ってもこの人直接関係ないもんなぁ、そんな印象です。
日本だって原子力発電所をたくさん国に抱えているのだし、唯一の被爆国だけど、核非保有国じゃないでしょと思っているので、双方分かった上での平和パフォーマンスなのですよね。わかっちゃいるけどモヤモヤする出来事でした。
ちなみに私は原子力発電は減ったらいいなぁと思っている人間ですが、地方の何もない地域にとって、発電所がお上から与えられた巨大産業かつ財政支援であり、なくなったら立ち行かないという構造のほうが問題だと思っています。うちの地元も何にもないから、何度も発電所誘致の話が出て、反対運動が起こり、結局作らないままになっています。今となっては作られることはないでしょう。もし作っていたら、一時的に地域の活性化になったと思いますが、その土地はずっとアンタッチャブルな状態であり続けるってことですよね。なんというか、ドーピングみたいな政策だなあと思います。他力で身を滅ぼしかねません。そもそも、田舎が本当に豊かになるって、どういうことなんでしょうね。経済成長って言ってるけど、どこかが成長すると、別のところから何かを奪ってしまう気がするし。何をもって豊かとするのかという基準から見直さないと、ついドーピングに走りたくなるんじゃないでしょうか…難しい問題です。

以上、業務トラブル対応のち熱だして寝込んでる現場より、今週のうわ言でした。大口叩いてごめんねぇ。

古着買取サービスを使ってみたら、40着→4000円でした・・・

服を借りるだの、着物を買いたいだの言っておりますが、実は私、洋服もたくさん持っています。長時間労働のストレスとかけて、若気の至りと解く。そのこころは、無計画なショッピング。ゆえに着なくなった服が大量に生まれるわけですね…。アホなことをいたしました。三十路となった現在は深く反省し、多少計画的になったのですが…今の部屋はクローゼットもコンパクトなので、1着買うと1着あふれるような有り様です。つまり、服は買うんじゃなくて、借りざるを得ない。和服を買ったのなら、洋服を捨てざるを得ない。右の頬をぶたれたときは、左の頬を差し出さねばならない。いやちょっと違う。

何よりも、あのワンピもこのパンツもあそこのTシャツも、もう数年着ていないのです。分かってはいるんですが、引っ越しの度に連れてきたんだと思うと着ていないのに愛着だけが募ってしまいます。でも間違いなく着ていません。そこで、この度一念発起し、春夏の服を入れ替えたタイミングで不要なものを売りに出すことにしました。プチ断捨離です。

サービスはフクウロにしてみた

さあどこに送ればいいんだと思って検索したところ、しましま生活さんにまとまった比較記事があったので全面的に参考にさせていただきました。世の中には本当にありがたい情報を共有する人がいるものですね。内容を見たところ、フラットに買い取り金額が高く、段ボール無料や査定が迅速などの条件的にもよさそうな「フクウロ」を選択。ナチュラル系だと「ドロップ」というサービスもよさそうですが、先ほど若気の至りと書いた通り実に節操のない服の買い方をしているため、ナチュラルなブランドも個性的なブランドも混在しております。正直面倒なので一括して「フクウロ」にしました。サービスの詳細などは下記の記事も参考にしてください。

shimashimaseikatu.com

段ボールを手配して、発送してみた

自宅に段ボールを保管しておくほどのスペースもないし、送りたいときに資材がなくて困ったことはないでしょうか。その点、買い取りサービスの主なものは段ボールを無償で送付してくれるので助かります。まあ、発送資材を配送するという本末転倒ぶりに軽い罪悪感を覚えてしまうのですが…なんだか燃費悪いですよね。

ともあれ、段ボールはこんな感じ。大小から選べるので大きい方にしました。サイズ比較のためにハンガー置いてみましたが、分かりますかね…

f:id:ryoko-m:20160508231149j:image

服の入れ替えの際に、「①着る/必要」「②着るかもしれないけど、着ないかも」「③(2シーズン以上着た記憶がないから)たぶん着ない」の3つに分けて山を作り、①はたんすの中へ。②は保存ケースへ。③は何も考えずに段ボールの中へ。この何も考えないというのが大事ですね。着なくなった服に何の未練がありましょうか。 煩悩を、捨てるのです…!かの有名な「ときめき」を採用してもよかったのですが、今回はとにかく感情を込めない方向で行ってみました。
今回査定を依頼したのは全部で40アイテムです。内訳は下記の通り。
 
<査定に出したアイテム>
・ジャケット、ショートコート 2着
・スーツ 2セット
・ボトム、スカート 11着
・ワンピース 6着
・トップス 17着
・マフラー、ストール、手袋、ベルト 各1個 
 
詰め込むとこんな感じです。春夏物が多かったので、大きい段ボールでもいっぱいになりませんでした。
f:id:ryoko-m:20160508231204j:image
あとは着払い伝票を貼り、コンビニに持ち込みました。

査定額は、思ったより安かったけど…

たしか発送して2-3日で査定額の連絡が来ました。場合によっては5日ほどかかると書かれていたので、早いなぁという印象。で、パッと見て「安っ…!」て感じです。しょんぼり。合計4050円也。個別の金額なんですが、やはり誰が見ても分かる著名ブランドで状態が良いものが金額高め?についていました。1番高かったのがマルジェラのニットワンピで1000円。これは7-8年前にシーズン後の半額セールか何かで買ったもので、たまに着てみるもののしっくりこなくてタンスを肥やしておりました。次いでポール・スミスのカーディガンが500円。これはだいぶ着飽きていたのでラッキーかも。その他、アーバンリサーチ、ガリャルダガランテ、ディーゼルコムサ、ラグシーあたりがそれぞれ200~300円。個別に値段がついたのが26点。残りはまとめて50円。しょんぼり。
もうちょっと値段ついてもよかったんじゃない、と思ったのはインポートもののシルクジャージーの派手な柄ワンピ。まさかの50円。ううむ。そしてその他50円にまとめられている中の、やっぱりインポートもののTシャツやワンピース。ちょっと変わった柄や生地が好きでブランドを気にせずに集めていたのですが、世間のメジャー度に負けた感じ。うぅ。全てうまく着こなせなかったものばかりなんですが…まとめて50円て。これは査定上ノーブランドであるためにまとまっておるのだそうです。そっかぁ、ノーブランドかぁ…
査定金額に正直がっかりして、買取りにするか引き取りにするか1週間ほど迷ったのですが、引き取っても次にどこに出すか悩ましいし、純粋に場所を取るし、もう一回見たら売る勇気がなくなりそうだし(でも場所はないし着ないし!)…とアレコレ考えて、思い切って売却することにしました。

スペースが、時間を生むらしい

服が減ったら部屋はすっきりしました。タンスに隙間ができて、心にも少し隙間ができました。ちょっとさびしいですが、次が楽しみな気もします。今回の買取から分かったこととして、まずメジャーブランドは古くても売れました。割とスタンダードなタイプの服だったことも関係していると思います。ブランドを聞いて知らないようなインポートものは値段と購入時期・着用期間に関わらず査定価格が付きません。つまり、新しくてあんまり着てなくて高価であっても無理。で、当たり前ですが買ったときよりは果てしなく値下がります。
服を購入→売却というサイクルで考えると、市場価値の高いブランドものをタイムリーに購入して早期に売り払って循環というのも(贅沢ですが)あるかもしれません。新車を3年ごとに買い替えるような感覚です。ただし車と違って服はどうしても着用ダメージがでるので、ヴィトンの財布のようなブランド品か、コレクターやファンの多いハイブランドでしか実現できないのではと思います。その他の服、セレクトショップ系のアイテムから「誰も知らないけど私は好きな服」的な服まではまちまちですが、基本は数を抑えて着たおす方がお得ですね。そして、自分なりに「着たおした」と思ったら捨てるよりは買取に出して、タダよりラッキーくらいの気分を得ると。個別にオークションに出したりフリマアプリを使ったりとマメにやれば違ってくるのでしょうが、いち社会人としては手間を考慮して判断したいところです。
今はレンタルサービスを利用することで「新しい服を着たい欲求」は満たされているので、無駄買いを抑えつつ、ずっと着れそうな「これぞ!」というものを少しずつ集めていくのがよいなぁという、まあまあ当たり前の結論に至りました。
最後に、断捨離(プチだけど)をしようと思い立ったコラムを引用して、次なる断捨離に向けて頑張りたいと思います。ドイツ人の義母について語った文章です。
義母は身の回りの品の整理もお手の物。日本で断捨離が流行る前から、夫が亡くなったのを機に、たくさんの物を整理しました。「タイム=スペース」というのが暮らしの哲学で、「スペースを作る(物を減らす)ことで、自由な時間が生まれる」と、今自分に必要な分の家財道具を見直して、洋服も「これからはパンツスタイルだけにする」と、他の服を潔く捨てて周りをびっくりさせました。…(暮しの手帖80号「すてきなあなたに」より)
このお義母さんのようにパンツ一辺倒という訳にはいかないのですが、服が減ったら服を選ぶ時間が減って、洗濯をする量も減って(これはレンタルサービスのせいでもある)、確かに少し時間に余裕が出た気がします。今となっては、時間が一番貴重なんですよね。時は金なり改め、金より時なり、です(まぁ、お金も大事だけどね)。

道成寺とセットでどうぞ。御坊・川常の香ばしいうな重

暑くなると、鰻が食べたくなりますねぇ。ブログで鰻を扱うのは2回目ですが、そもそも私年に1回くらいしか鰻を食べない人間です。だって高いのだもの。この頃は特に。蓬莱軒のひつまぶしなんて、さっき調べたらなんと今3600円に値上げされてるんですってね、奥さん…!私の最後の記憶は2000円台だったと記憶してるんだけどなぁ…

さて、どちらかと言えば珍しさゆえに記録しておきたくなる鰻ですが、今回は地元で有名な鰻屋「川常」に行ってきたので名所と共に紹介します。

道成寺に行く前に・行った後に、鰻でランチ

和歌山県御坊市には能や歌舞伎の演目で有名な道成寺があります。和歌山県はまぁ全般的にアクセスの悪い県ではありますが、万が一出張や観光に来た際にはぜひ一度お立ち寄りください。

で、たぶんこういった場所なのでランチに困るであろうということも兼ねて、近くの鰻屋さんを紹介する次第です。近くと言っても車で10分くらい(たぶん)でしょうか。電車の場合は、道成寺ー御坊間をJRで1駅、御坊駅から徒歩か紀州鉄道という超ローカル1両列車(これはさすがに超地元民じゃないから乗ったことない)の「学門駅」というのが最寄りだそうです。たぶん電車はとても面倒だと思うので、車でなければタクシーをお勧めしたいです。

なかなかの人気店で、休日のランチはほぼ待ちます。行列を作るのではなく、名前と電話番号を店の人に伝え、空いたら電話をくれるというシステムです。店の脇の駐車場で時間を潰すもよし、海辺をぐるっとドライブするもよしです。我々は祝日に訪問したからか、12時過ぎについて、席に座ったのが12時半過ぎ、注文したものが出てきたのは1時過ぎでした。

 メニューはこんな感じです。両親と私の3人で訪問し、私と父はうな重を、母はお昼定食を注文。2860円って、ほぼ私の1週間の昼食代やで…

f:id:ryoko-m:20160508231226j:image

お得なお昼定食はこんな感じ。鰻はこぢんまりですが、うざくもついてて母は満足そうでした。
f:id:ryoko-m:20160508231236j:image
そして来ました、うな重。さすがにみっちり詰まっています。特重だとこれ以上何がどうなってるんでしょうか。
f:id:ryoko-m:20160508231246j:image
私は名古屋のひつまぶしをきっかけに鰻を好きになったので、炭火で炙られた表面がカリッと香ばしい焼き方が好みです。備長炭が名物の土地柄ですから、香ばしさはとてもよかったです。脂は結構しっかり乗っており、食べ終わったら超・満腹になりました。加えて昼間から調子にのってビールも飲んだせいか(ビールはヱビス)、この日はこれで食事終了。夜ご飯はお腹が空かずに食べられませんでした。ううむ、年のせいか食べれなくなっておる…。
テイクアウトもあるので、地元民としてはちょっとした手土産にも重宝するお店です。注文してから出てくるまでに少々時間がかかりましたが、繁盛店らしく店員さんの対応もきびきびしており、気持ちいいです。わざわざ来る人がいるというのも納得。
 

道成寺は、本当は良縁のお寺のはずなんだけど…

f:id:ryoko-m:20160522230814j:plain

鰻を食べたついでに、道成寺にも寄ってきました。名所旧跡は近いと却って行かないものですよね。和歌山県最古のこのお寺は創建が701年。えーっと、確か大宝律令の年だったか…?なんせ古いです。「安珍清姫」で一躍有名になってしまい、私もそのイメージしかなかったんですが、元々は宮子姫という文武天皇の后にまで出世した女の人が建立した、女性が良縁を得て出世したことに因むめでたいお寺です。良縁を得たい女性、出世したい女性にはご利益があるそうな。
境内はすっきりとまとまっていて落ち着いた雰囲気なんですが、歴史のありがたみを感じたければぜひ宝仏殿へ。私も初訪問でしたが、とても立派な仏像がずらりと並んでいて壮観でした。本尊は千手観音、その両脇を固める日光・月光(どうでもいいですがこのにっこう・がっこうっていう響きが好き。ヤ〇坊〇ー坊的なリズム感)と共に国宝らしいです。1本の木から彫り出してる(一木造りというらしい)のがかっこいいですよね。その他、大きなお釈迦さまや干支にちなんだ仏像が20体以上まつられているので、密集感がすごい。空気が濃ゆいというか、文字通り一堂に会しております。
また、宝仏殿では数十分おきにお坊さんが解説をしてくれるので、道成寺の縁起から仏像の意味、安珍清姫の絵解き物語まで30分から40分くらいあればまとめて知ることができます。ハイライトはやはり絵解き説法。宝仏殿内の説法部屋的なところ(安珍清姫にまつわる絵画や歌舞伎役者の写真がずらっと並んでてこちらもこってり)に移動し、巻物を紐解きながら、関西らしくちょいちょい笑いを取りつつ話してくれます。笑いを取りに来るのは、真面目に話すと結構ドロドロしているので話をライトにする心配りかもしれません。先ほど言った通り本来は女性が良縁を得られるありがたい寺なのに、男を追っかけて身を滅ぼした女の人のせいで、平安時代以来、ただただ男女のスキャンダルを語ることに終始してしまっているという、皮肉な巡り合わせのお寺なんですね。まぁ、そのおかげで有名なんですけども。
説法は、最終的に仏教のありがたい教えに結び付ける必要があります。ストーカー話を終えたところで道成寺が出した結論は「西方極楽」(西の方に極楽があるという意味)ではなく「妻方極楽」、つまり奥さんを大事にしたら家庭は平穏、女の人を怒らせたら怖いですよ、とのことでした。うーん、だいぶ中間取ったというか、丸めてきましたね。
ちなみに、説話に則るように鐘はありません。大昔、大晦日に訪問したら除夜の鐘どころか鐘自体がなくて、ああそうか、安珍が鐘の中で焼かれたんだっけかと妙にリアルに感じたものでした。再建したものもまた持ってかれたとかで、今は京都にあるそうな。このへん中々因縁めいてますね。
 
という訳で、なかなか見ごたえのある道成寺と、食べごたえ十分の鰻のセットでございました。こってりしてますけど、食い合わせは悪くないと思いますよ。