週末週末化計画

一部のスーパーには缶入りのスパークリングワインというものが売っていて、見かけるとたまに買ってきます。

 
これが、缶ビールよりも確実に酔うのですね。
そりゃアルコール13%ですもの。
ざっくりビール2本分っていう計算でよいのかしら?
ビールのお腹にたまっていく感じと比べて
一口で酔っぱらう印象に差がありすぎて、
あっという間に楽しくなるという、週末にぴったりな飲み物です。
 
それにチルドのピザと、豚とカブの蒸したので簡単ごはん。
さらに、満腹になったら本を読んで、眠くなったら寝ることにしました。
しかもなんと、取り込んだ洗濯物を放置して、畳まずに寝てしまうという体たらく!
 
これは決して、家事をサボっているわけではありません。まぁサボってるんですけど、言わば週末感を演出するための戦略的放置なのです。私による、私のための週末のご褒美。
明日の私による今日の私への家事サービス。
うむ、それでこそ週末。
 
自分だけを満たしていればいい自由に満足する気持ちと、不安に思う気持ちが入り交じる週末の夜には、こんな風に楽しくなれる飲み物と、私に尽くす私が必要です。
 
ちなみにいっそ現実を忘れてしまって、彼ごはんならぬ妄想彼ごはんというコンテンツもあります。これはまず誰かと食べるという前提でメニューを考え、作り(一人分もしくは保存用を含む分量)、どんな会話をしながら食べると楽しいか、ということを考えつつ食べるだけ。アルコールをお忘れなく。端から見ると、単に頑張って手作りしたごはんを食べるという行為に他なりません。
この場合、なにこのメニュー、完璧じゃない?という自己満足が必要です。
 
さぁ、馬鹿なことを言ってないで、さっさと本を読んで寝ます。
カフカ短編集を読んで、映画の予告を見かけたら伊藤計画の小説を読み直したくなったのです。たしか虐殺器官の中で、カフカの出身地にまつわるエピソードがあったように覚えています。
主人公は映画の無料視聴を繰り返し見ている兵士の男。精神年齢を止めたまま、前にも後ろにもいけない彼の姿は、少々身につまされる、かもしれません。