私が何かを始めるときには2つの動機があってだな

昨日の「AdSense許諾」に引き続き、またうれしい事に「週刊はてなブログ」で、今週のお題にちなんだ記事を紹介してもらいました。わーいわーい。

blog.hatenablog.com

調子に乗ってこれを励みに今後もお題ネタ書いてみようっと。

しかし、はてなの仕組みも、はてなブログの仕組みも分からなすぎてテンパるテンパる。なんだこの記事を取り上げるのは、コメントってどこから返せばいいんだ、スターってなんだ、みたいなレベルで、IT弱者感(っていうかはてな初心者感?)半端ないっす。ブログ経験はそこそこあるし、学生時代メディア研究してた身の上なのに…コミュニケーションのお作法がよく分かりません。

もうちょい飲み込みが早かったはずだけど、これが加齢というやつか。ただまぁ年を取るのは意外と便利なもので、がっかりが長続きしない上に、ダメなら今からやってみるかと妙に前向きな気持ちになるのです。カッコつけてる年でもないし、自分の程度を知った上での一種の開き直りです。というわけで、もうちょっとはてなとブログの勉強をしようと思います。

こうやって何かを始めたい、やってみたい、興味がある、と思うとき、その動機には二種類あると思います。一つは「分からない/できない」という欠けたものを求める動機で、もう一つは「分かる/できる」という持っているものを使いたい動機です。私はどうも前者を選びがちなようで、人前に出るのが得意でもなければ身体が柔軟でもないのに演劇を始めたり、数字が得意でもないのに心理統計やってみたり。演劇部の初日の練習で「今から犬になってください」と言われて何もできず、次々周囲の部員が犬になっていくのを見ながら突っ立っていた瞬間は、人生で最も困った瞬間の一つでしたね。今となったら面白いだけだけど。そんなことをしていると、やりたいからやってるのか、できないからやってみたいだけなのか分からなくなる時がありますが、最初の動機は「やってみたい」なので、結局やりたいことしかやってないと言っていいんでしょう。「出来ないけどやってみたい」が「やったら意外とできた!」へ転換するのが成功体験というやつなのだし、そのギャップが大きいほど病みつきになるのだし。最近、「分かる/できる」しか選んでないかもという自己反省とともに、もうちょっと「分からない/できない」をやらんとなぁ、と思いました。まずは小さいけど、ブログの勉強ね。

ところで、転職というのはこの2つの動機の折衷案のようなもので、やりたいんだけど今「できない」ことを、今「できる」ことをアピールして代わりに手に入れる、みたいな行為だなぁと思います。約1年前に転職活動をしていたのですが、新卒と違って何かしら経歴はあるので、とてもやりやすかった。私には前職で「できること」があって、それを使って次の仕事を「できそう」に思わせて、前職では「できない」ことにチャレンジする権利を得た、という形です。でもちょっと誤魔化したなぁと思っているのが、「やりたい」の深さ。「できそう」なのをいいことに、「やってみたい」くらいで仕事を決めてしまったかもしれません。生活のためだからそうそう我が儘は言ってられないのだけれど、でも自分の人生我が儘じゃなければ何なんだろう、とも思いますし。

なのでまあ、今はその副作用によるモチベーション低下に苦しみつつ、こうやってブログ書いたりしているわけですが…うーん、今週のお題(仕事を選んだ理由)につなげようと思ったけど、これじゃあ「仕事を選んだけどちょっと違った理由」話ですね。失礼しました。