田舎de休日 ひな人形を飾ろう(A面)

お題「ひな祭り」

久々の田舎シリーズ、第3弾です。先週末ぶらりと実家に帰ったところ、私が三十ウン歳(来年です)で結婚するという強い信念を抱く母が「もう最後かもしれないから久々にひな人形を出そう」と言い出しました。本当はその理由が半分、残りは翌週にやってくる孫娘たちに段飾りを見せてやろうというのが半分です。前半の理由だけなら心遣いに感謝しつつも丁重にお断りしたいところなのですが、残り半分が私にも響きました。日本人形はちょっと怖いので喜ぶか分かりませんが、人形たちが座敷にずらっと並んでいたら、珍しいとは思ってもらえそうです。

いざ、ひな人形オールスターズで姪っ子たちを迎え撃て。

 

早速、蔵に入っていたひな人形たちを、10年以上ぶりに父が引っ張り出してきてくれたんですが…速攻やる気分が萎えます。何、このちょっとした引っ越しみたいな荷物達。これ全部開けて、広げて、また片づけよとな…?片付けが遅れたら娘が嫁ぎ遅れるとな…?理不尽に過ぎます。

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最後にひな人形を出したタイミングは、もう覚えていませんが20年近いと思います。祖父母の兄弟が多く、父母の兄弟もそこそこ多く、親戚づきあいが濃厚な田舎ゆえ、段飾りだけでなくケースの日本人形も結構な数をもらっている私です。別に裕福でも何でもない一般庶民ですが、同級生や近所の女の子たちも同様の状況だったのので、これもひとつの「時代」なのでしょう。

出せば飾れる日本人形たちはひとまず隅に寄せて、まずはひな壇の設置から始めます。説明書の写真が古すぎて泣きそうですが、これがあれば段の作り方から各人形の配置まで図解されてます。鉄でできた骨組みを約8つ組み立てて骨組みを作り、人形を置く段に鉄板を敷き、毛氈をヘアピン(色は無視、家にあった黒で)で止めたらまずはベース完成。今どきの段飾りについては知りませんが、組み立ては絶対にもっとずっと楽になっているはず。そう願いたい。この時点で結構疲れました。

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箱を開けるたび、何があった、というくらい細かい道具がたくさん出現します。恐ろしいのはこれをすべて元通りに片づけなければいけないということなので、個別のパーツの中身を出したら、入っていた箱は保管用の大箱に都度戻して、片づける際の混乱を避けましょう。
 
写真はミニチュアの嫁入り道具たち。昔からこれを眺めるのが好きでした。おままごと精神がくすぐられますね。しかし、どこに何を置いたらいいんだかさっぱり覚えていません。
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懐かしがっている間にも箱はどんどん開けられ、中身があふれて迫ってきます。ついでに空き箱も行き場をなくして積みあがってきます。うう箱に攻められる…
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ふと振り向くと今度は中身に責め立てられます。ひな壇待ちをしている日本人形たちが列をなして構えており、ポジション取りに興味津々です。ねえ、私はどこなの?いいとこに置いてくれるんでしょうねぇ、だって私こんなにかわいくっていけてるんだもの。あーはいはい分かったよ、みんな可愛い。でもね、お雛様飾るまでちょっと待って、っていうかそんな目で見ないで…!
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ひな人形たちには個別に持ち物も付けてやらねばなりません。母がてきぱきと三人官女を飾り付けている間、意外に難関の五人囃子。例えるなら、ジェスチャークイズでしょうか。「問題です(ジャジャーン)。私のポーズは何の楽器を演奏しているでしょうか?」チッチッチッチ…「ピンポーン!」「はいそこの方!」「横笛!!」「ブブー!正解は鼓です」みたいな感じです。
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ちなみに最もめんどくさそうだったのが右大臣と左大臣。割と上段の方にいる立派な装束を着た2人です。烏帽子、刀、弓、矢など道具があれこれ多いです。私が五人囃子にてこずっている間、母が「なんや、烏帽子もかぶれんのか、これくらい一人で被れるようにならんと」と無体な注文を付けつつセッティングしておりました。 
 
そして始めてから1時間ほどが経過して、ようやく飾り付け終了!やはり段飾りは華やかです。
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ポジション取り待ちをしていた人形たちも飾り付けて、全容はこのような感じです。市松人形が男女ペアであったことを覚えていませんでした。男の子の方は何て呼んだらいいんだろう…市松君?なんかおそ松の兄弟みたいだが。
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あ、ちなみに…私の地元ではひな祭りは旧暦の4月3日のことです。3月いっぱいは飾るつもりですがこれは嫁き遅れの謂れには当たりません、悪しからず。
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