2016年、しあわせ着物計画① 何が欲しいかを決める

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菱屋カレンブロッソで草履を新調しました!淡いグレーの布地で草履台は白、鼻緒の裏地はモカっぽいブラウンです。サイズはL。私は足のサイズが25㎝と大きいので靴をえいやと買うことができず、必ず履いてみてから買うようにしています。この草履は履きやすいことで有名ですが、S/M/Lの3サイズで足に合うのか、店舗まで出かけて行って確かめてから購入しました。草履は靴ほど厳密ではなく(そもそもむき出しだし)、少々小さくてもよいそうです。Lだとかかとがちょっとはみ出るくらいで収まりました。ただ、既製品は鼻緒の部分がきつかったので、自分用には緩めにすげてもらうこととし、2週間ほど待って入手。まだ一度も履いていませんが、お高いものではないのでカジュアルに楽しみたいです。普段履きの草履としては2足目になります。

新しい草履を手に入れたところで、2016年はもっと計画的にきものを楽しみたいところです。着始めたばかりのテンションは落ち着き、清水買いをした帯や着物が少しと、親戚縁者からのお下がり着物を裄直しして着物も増えました。1人暮らしの部屋に着物のスペースは限られていますし、予算はさらに限られます。ここいらで一度必要なものを整理し、昨年のように「あ、帯買ったらもう年間予算がない」というような事態は避けたいところです。そりゃあいい帯で、何にでも合うので大活躍なのですが、帯1本で1年分だと清水買いもいいとこです。

私が持っているもの

着付けを始める前から着物は好きで、親の支援もあって正式な場所へ着ていくものは一通り揃っているんですが、普段着が不足。それぞれに『七緒』でよくあるように、自分なりの立ち位置を書いてみました。しかしこれ、言葉だけだと自分用の備忘録以外の何物でもないですね。さくっと読み飛ばしてください。

①振袖/袋帯ウェディングドレス(一生一度の晴れ着)

今やたんすの肥やしではありますが、自分用のを持っています。白地に竹メインの古典柄、金の帯で新進演歌歌手のような趣です。金銀の袋帯はさすがに他には使えませんね。

②訪問着/袋帯:上品なロングドレス(昼の教会式にもOK)

親戚や親しい友達の結婚式用に、淡いグレージュの古典柄と、茶色の袋帯を合わせて。結婚式が減って出番は減りましたが、いざというときの1枚として実家で待機。

③付け下げ/袋帯:デザイナーものの個性派ドレス(カジュアルな式~パーティ)

確か24,5歳の頃に、自分で初めて買った着物です。濃いモスグリーン1色にシルエットの薔薇のみという着物に、銀×薔薇の帯という作家性の強い一式。帯上げと帯締めは淡い紫を合わせてコントラストでモダンに着ます。これもなかなかアレンジが難しく、セットで自宅待機中。

④色無地:シンプルなワンピース(アレンジ次第でカジュアルからパーティまで)

母の嫁入り道具をお下がりでもらいました。色はいかにも嫁入り道具な薄ピンク。丈が足りなそうだったのでおはしょりを縫い付けているという無精な1枚です。着物はすっきりした合わせ方が好きなので、色無地はもう1着欲しいわぁ。

⑤よそ行き小紋:柄物のセットアップ(お能や歌舞伎、美術館、お茶席に行きたい)

・江戸小紋藍色/鮫小紋

一目で気に入った超絶ベーシックで、着ると落ち着きます。鮫小紋が江戸時代には紀州徳川家の柄だったというのも密かな気に入りポイントです。ただし、あまりにベーシック過ぎて帯を個性的にしないと中居さんのようになるのが悩み。

・橘柄の小紋(ピンク)

母に助けてもらってお誂え。こちらの記事に写真ありです。私一人だったら選ばないであろう可愛らしさですが、ありがたいことに似合います。母の見立ては大概正しい。帯も揃えましたがもうちょいアレンジもしてみたいところ。

⑥カジュアル小紋:好きなテキスタイルのワンピース(落語や居酒屋に行きたい)

大島紬①(泥染・古典柄)

祖母から譲り受けた反物をジャスト私サイズ(反物ぎりぎり)に仕立てた自慢の一着。いわゆるザ・大島柄なので小粋に着こなすのが課題です。

大島紬②(紺色・赤い椿柄)

母の嫁入り道具より、お下がり第2弾。こちらはさらに古めかしいので、垢ぬけた着こなしができるのか自信がなくて一旦実家に収納。

・総柄小紋(オレンジ、緑など)

母のお下がり第3弾。総柄の振袖の袖を切ったもの。ちょっとコスプレ心をくすぐる大正モダン柄なので、可愛げのある着こなしを頑張りたいところ。こちらの記事に画像あり。

・縦縞の紬(ピンクのグラデ)

これは叔母からのお下がりで、裄直し中ですがそれでも袖が足りなそうな予感…。叔母はお洒落なので、縞といってもピンクに紫が混じったような細かい縞で、古めかしくなくて気に入りました。今年アレコレ楽しみたい一着。

⑦その他の着物:夏素材のワンピース

・夏向けの着物

持っておりません。5月ごろから着れる単衣と盛夏のみの絽や紗がありますが、5~9月ごろまで切れる単衣を一着買うかが悩みどころ。汗をかく時期なので、自宅で洗える木綿の着物にも興味があります。

・浴衣

紺の縞にガーベラ模様のカワイイ系と、白地に手書きの鳳凰柄という、どっちを取っても若気の至りのような2着を所有。夏着物としても着れる上品なやつが欲しい…!とここ2年ほど探し中。

⑧色無地以下用の帯:自宅にある分

袋帯(洒落袋):2本

 大島花織(黒/茶)の帯と、ピンクの小紋用の帯(黒字に唐草小鼻模様)

名古屋帯:1本

 白に七宝つなぎの帯(江戸小紋に合わせて用意)

・半幅帯:1本

 紺・茶・黄色の幾何学模様の帯(泥大島に合わせて用意)。未着用。なぜなら半幅のイケてる結び方をマスターしていないから。文庫はやだけど、貝ノ口は地味!

⑨その他小物類

・襦袢:2着(袷/単衣用)所有で基本OKです。麻も洗えるので興味あり。

・帯上げ、帯締め:帯ごとに一式ずつくらいなので、バリエーション増やしたい。

半襟:そこまで行きついてないんですが、夏用のビーズ襟は興味あり。

・足袋、草履:足袋はストレッチの奴が欲しい!草履は今のところ2足で満足。

・バッグ:着物用は作らない主義です。正装にはHAYASHI HIROKOの型押しバッグを、カジュアルには洋服用のクラッチ類を合わせてます。バッグ好きなので得意分野。

これから欲しいもの

さて、えらく長文になってしまいましたが…ここまでワードローブを整理しました。2016年私は何を買うべきか。集約するとこのあたりがリーズナブルだと思います。

〔1〕帯(黒以外でカジュアル用)

⑤よそ行き小紋と⑥カジュアル小紋用の帯で、黒/茶以外があってもよさげです。帯であれば俄然ユーズドが候補に挙がってきます(なぜならサイズ関係ないから!)。そしてユーズドであれば値段によりますがちょっと遊んだ柄もアリかも。

〔2〕木綿の着物かいい浴衣&半幅帯

正絹の単衣を買うかだいぶ迷いましたが、帯を買うなら年間予算上夏物は木綿か麻にしておこうかと。夏大島や薄物のお召は来年以降のお楽しみということで…。しかし、浴衣兼着物にできるかはデザイン次第ですよね~。

〔3〕色無地

必須じゃないけどあったら欲しいのが色無地。実は、東レのシルックが気になっています。自宅で洗えるし、仕立てまでお願いしても7万くらいで収まるのを確認済。

〔4〕ストレッチの足袋、帯上げと帯締めのバリエーション

小物類は何かを買ったときに合わせていけば増えそうなので、単なる備忘メモ。

 

さあ、買うべきものは決まりました。次はどこでどう買うか、検討したいと思います。