jamin peuchのタートル・バッグ

今週のお題「お気に入りの一着」


ヴィトンよりグッチより、贅沢なのは手の込んだ刺繍とスパンコールにまみれた小さなバッグ。ふははは、笑いが止まりません、が、ちょっぴり胸が痛くもある。なぜって私、jamin peuchのバッグ買ってしまいました。あー高かったー。もう今月買い物は無理です、月初だけど。

バーゲンほぼ最終の先週末、用事もない優雅な土曜日。私は確かそこそこ上質で、オフに使い倒せる実用的な横かけかばんを求めてデパートをさまよっていたのでした。レザーじゃ重いし大事だし、でもナイロンはカジュアル過ぎて微妙。ふと、頭の片隅にプラダのナイロンショルダーが思い浮かんで、そろそろ買ってしまおうかしらいえ私ごときがハイブランドなんていえいえもう貴方十分大人っていうか三十超えてるわよ、と僭越な気持ちになっていたのでした。それで、たまたま通りすがったH.P.FRANCEを習慣的に覗いて、出会ってしまったのですね。カバンに、というよりも、3割引きに。

少し民族くさいというか、オリエンタルな香りのする凝ったバッグが好きで、jamin peuch(ジャミアン・ピアッシュって読みます。最近ようやく覚えた)は毎シーズン楽しみに眺めています。趣味性の強い、自己満足のためにあるようなカバンたちで、正直お高い。高級ブランドほどじゃないですが、実用性も考えるととても気軽に買える値段じゃありません。それが…3割引きとな…?!チャリーンと、ベタな効果音が頭の中で響きます。こういう消費者心理にきっと誰かが名前をつけているに違いないと思うんですが、高額商品が割引されているとお得感が急速に増しますよね。何なんでしょう、絶対的に見て、絶対高いのに。「うふふー安いでしょー。jaminお好きですか」と近づいてきたお姉さんと、しばらくモノが入るのか検証したり(三つ折りだったら大丈夫、ケータイとちょっとしたポーチもほら)、どの色がイケてるのか全色出して合わせてみたり(色で全然印象違いますよね~)、年中使えるのかコーディネートを想像したり(ムートン風のコートに超合いますね!あっでも夏場に白シャツジーンズに合わせるとかかわいくないですかー)、要は購入のための適切なロジックを積み上げる作業を行った結果、この実用性が低く、それゆえにときめき度が高く、でも結局今の長財布は入らないバッグを買ったのでした。

家に帰ってまじまじみると亀の甲羅に似ています。私ってば、キラキラした亀の子を買ったのね、きっと。どうりで財布が入らないはずだわ。

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翌日、特に用事はないけれど、あんまり可愛いのでこのバッグで出かけることにしました。今うちの家には大きな鏡がなく、全身コーディネートは出たとこ勝負。マンションのエレベーターについてる鏡を姿見の代わりにしてえいます(欠点はイケてなくても後戻りができません)。エレベーターに乗ってちらりとカバンを見ると…かーわーいーいー。

鏡を見ながらかわいいかわいいと呟きつつ1階到着。扉が開くと…人が。

ああ、やってしまいました。防犯設備の整ったうちのマンション、エレベーターにカメラがついていて、1階のビジョンにエレベーター内の様子が映るのです。私のさっきの角度…カメラ方向に向き合いながらニヤニヤしつつ、かわいいかわいい言っておりましたよ…何階か知りませんが住人の方、不審な動きですみません。

カバンひとつでこんなに騒ぎつつ、結局お出かけ先は会社、スーパー、落語の寄席を自転車で巡るというもの。渋すぎますし、近すぎますし、暇すぎます。こんなキラキラしたバッグですもの、今度はおデートなどに連れて行ってあげねばなりませんね。

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