お化粧未来孝

特に苦手という訳ではないですが、さりとて上手でもありません。お化粧のことです。すっぴんと違いすぎて驚かれることはありませんが(たぶん、今までは)、メイクで別人になれるような顔立ちではありません。むしろ高校時代、演劇部でドーランを塗られたときに「どんだけ塗っても顔変わらん!」と笑われたくらいです。

確実に言えるのは、とにかく朝が苦手。メイクの時間が足りません。その昔読んだ学術書に、「化粧によって素肌が発見された」とありましたが、ああその通りだ、と思います。化粧がなければすっぴんという概念は存在しない。しかし存在してしまっている現代を生きる私は、やはりすっぴんではもう会社にいけません。仕方なく、何かを犠牲にして毎朝お化粧をするわけです。根本的な問題として睡眠時間を犠牲にすればよいのですが、睡眠欲を上手にコントロールできた試しがありません。

さらに余談ですが、昔はたまにすっぴんで会社に行ってましたが、意外とばれますのでお気をつけて!女性にとおもいきや、男性にばれますので。

そんな私の最近のブームは落ちないリップことオペラのティントリップと、まつげのカールを癖づけると言い張るケイトのラッシュフォーマー。後者は正直よく分からないんですが、ティントリップは普通のよりも持ちがいいと思います。化粧も面倒なら、輪をかけて化粧直しが面倒なので、できれば朝仕上げたら夜までほったらかしたいんです。最近のファンデーションは塗らないより塗った方が肌にいいという逆説的なのも出てきてたりしてるし、いっそつけっぱなしにできるメイク用品を出して、作りおき感覚で夜にメイクして寝ても大丈夫、とかにしたらどうでしょう。もしくは流行りのフェイスパックにお化粧を施して、ぺろっと顔に貼るだけでメイク完了。これなら好きなメイク方法を洋服感覚で選べます。さらに進化させるなら、電子ペーパー的なものを顔に張り付け、肌の調子や気分に応じて色の変更ができる、つまりメイクのカラートーンを好きに変えられるとか。LEDとか使えばできるのかなぁ。この辺までくるとかなり未来です。別の切り口では、人工皮膚とかもあるかもですね。iPS細胞から作る肌のクローンを加工して、朝はそれを貼るだけ、とか。

毎朝塗って、毎晩落とす。この繰り返しのループをあとうん十年続けなければいけないんだなぁ、と思うと、もうちょっと進化してもいい気がします。今の世の中、とりあえず書いておけば誰かが開発してくれるとも限りません。文句ともども、ジャストアイディアとして残しておきます。電子ペーパーは皮膚呼吸できなそうだから、シートマスクくらいが妥協案かなぁ。