雑賀清子展@近露・なかへち美術館:草花とSANAAと時々、鷹!

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これももう終わってしまった展覧会の話なのですが、先週末近露にある美術館に行って来ました。

熊野古道の経路である近露(ちかつゆ)は、和歌山県田辺市にあります、といったらこの詐欺師が!と言われそうなくらいの田舎にあります。最寄りの田辺駅から車で一時間ちょっと。何が最寄りやねん、何が市内やねん、という突っ込みは正しいです。正々堂々と突っ込めないくらいには田舎者である私の自宅からも、和歌山の山間部ばかり縫うようにして一時間半かかりました。ちなみに信号ほぼなしで。
まぁあんまり辺鄙自慢してもしょうがないですが、近露は山奥にしては空が広く、熊野古道歩きの拠点でもあるのでよそ者に優しい開けた田舎です。3月半ばの日曜日はまだ桜に少し早くて、でも空気には春の予感が漂います。暖かくて、天気のよい日でした。
目的は美術展が半分、建物が半分。SANAAという建築家のユニットが、割と初期に手掛けた建物です。以前遊びに来たときも気になってたのですが、今回ようやく初訪問。
 
外見はこんな感じ。モダンなのですがこぢんまりした平屋で、緑がかったガラスが意外と景色に馴染んでます。
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通路はガラス張り。中から見た景色は外からよりきれいに、のどかに、なんならお洒落に見えます。フレームマジックですね。
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入り口の裏側には休憩できるスペースがあります。まっしろでとにかくまぶしいし、暑い!写真の右手はやはりガラス張りで、川に面しています。壁には展覧会のテーマに連動して一般の方から募集した自然の花の絵が飾られていて、ちょっと小学校の文化祭みたいな感じでした。
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展覧会は地元の画家である雑賀清子の水彩画を展示したもの。道端の雑草を題材にしたものが多く、あっさりとした筆致と迷いのない色彩で描かれており、ずっと見ていても妙に飽きのこない作品という印象でした。一緒に行った母は以前雑賀先生に絵を習っていたので、一ファンとして先生の絵の何が素晴らしいのかを隣で切々と訴えられ、そのこってりした解説を差し引いても爽やかな作品たちです。なかへち美術館にたくさん所蔵されており、定期的に展覧会が開催されているそうなので、立ち寄る際はぜひ見てみてください(まぁ、ふらっと立ち寄る感じの場所ではないですが)。
 
ついでにと周辺を散歩したら、墓に、鷹!しばらくどなたかの墓石の上で休憩していましたが、ふいに飛び立って去ってしまいました。人様の墓地で何ですが思わず写真を一枚。あとはとにかく田舎の割に外国人観光客の多いこと。皆スポーティーな格好をして、古道を制覇する気満々ぽかったです。
 
のどかでちょっぴりワイルド、空がとにかく広い近露の休日でした。
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