ひとり暮らしの献立1週間:夏の気配がする、5/8週

f:id:ryoko-m:20160508230924j:image

GWはまるっと自炊をさぼりました。というかほぼ家におりませんでした。日曜はいつも19時からNHKのニュース→ダーウィンが来た!→真田丸という流れを辿り、ニュースをスタートにダーウィンが終わるまでに食事の支度をして、真田丸を食べながらゆっくり見る、というのが理想なのですが、なんだかんだずれこんでドラマ見ながら炒めたりするから準備が遅い遅い。あと野菜が焦げる焦げる。結局料理の腕は上がらないままなのですが、ともあれ、今週から自炊再開でがんばります。

5/8~14の献立予定

  • 日:さわらのトマトコンソメ煮込み、きくらげの天ぷら、きゅうりの浅漬け、チューハイ(キリン ビターズ
  • 月:冷やし中華、天ぷら残り、きゅうりの浅漬けの残り(麺をゆでる/卵焼きを作る/鶏肉は酒を振ってチンして手で割く⇒カット済キュウリと共に盛り付ける) 
  • :(外食予定)
  • 水:鶏とアスパラのパスタ、茹で野菜(鶏肉はチンして手で割いておく⇒パスタをレンジで茹でる/その間にアスパラ・ブロッコリー・人参を鍋で茹でる⇒アスパラと鶏肉、パスタをオイルソースで和える)
  • 木:キーマカレー、茹で野菜の残り、きゅうりのゴマ油和え(解凍しておいた挽肉、カット済の玉ねぎ・にんじんでカレーを作る/たたいておいたキュウリにごま油、塩、にんにくチューブを加えて和える/ごはんをレンジでチンする)
  • :(外食予定)
  • 土(昼)わかめラーメン(塩か醤油)、にんじんの金ぴら(卵を茹でる/わかめを戻す⇒卵を出した鍋で麺をゆでる/ラーメンスープを作る/人参はフライパンで炒めて味付け⇒ラーメンに茹で卵・わかめ・冷凍ネギを乗せる)

【献立メモ】

実家に帰った時に母・おばさん・大叔母さんと女系の親族に「あんたこれ持ってきなさい!ほらこれも、ほらこれも!」と押し付けられた頂いたものがアレコレあり、さらに今週は2日も外食予定があって絶妙に考えにくかったです。もらいものはどれも美味しいからうれしいんですけどね。毎度ありがとう。

一方で、気温が高くなったらものっすごく食べたくなるのが冷やし中華。ビールと同じように「気温が〇〇℃を超えたら冷やし中華日和」とかっていう裏設定があるのでしょうか。なんだか食べたい、と思ったときにはスーパーに平積みにされているのでつい買わずにいられません。しかしたいがい2食入りなのだけれど、1回食べたらちょっと欲求が落ち着くのが悩みどころよね。

野菜を日曜にすべてカットしてみたのですが…いったいいつまで持つのでしょうか。特にきゅうり。でもきゅうりのない冷やし中華なんて考えられない。様子見しつつ、やばそうなら早めに消化しようというのも今週の献立のポイントです。

【今週の反省・5/15追記】

・月曜の冷やし中華は面倒。それぞれは単純な作業ですが、茹でたり焼いたりチンしたりが並行しすぎると混乱します。あと、卵焼きを切るために包丁を使わざるを得なくて、しまった、と思いました。ポリシーに反してしまったわ。

・火曜日の外食予定がなくなって、急きょ木曜日のキーマカレーを繰り上げ。そしたら木曜の献立がなくなってしまって、チルドのピザを途中購入。献立をギリギリでやりくりしたらだめですね。白ワインとは合いました。結果オーライ?

日曜日の下準備・調理

【材料】

  • 家にあったもの:玉ねぎ1個、ミディトマト3個、刻みネギ(冷凍)、合いびき肉(冷凍、100gくらい)、卵、乾燥わかめ、各種調味料
  • もらいもの:きゅうりの浅漬け1本、きくらげ入り天ぷら(カマボコ的な奴)3切れ、北海道ラーメン4食セット
  • 購入したもの冷やし中華(ゴマだれ・2食セット)、スズキ(1切れ・バジルオイルの味付け済)、鶏むね肉(スライス済、1枚を10等分くらい)、にんじん(3本パック)、ブロッコリー1株、アスパラ1束

【下準備&調理】

  • 野菜を切る:アスパラは固いところを除いて4等分。ブロッコリーは房に分ける。人参3本は1本ずつ小口切り(茹で野菜用)、サイコロ切り(カレー用)、千切り(きんぴら用)にする。玉ねぎは半分を薄切り、半分をみじん切り(カレー用)にする。きゅうりは半分を千切り(冷やし中華用)、残り半分はたたく(和え物用)。トマトを洗う。今日使わないものをすべて冷蔵庫に保存。持たなそうなら早めに食べるか冷凍に移動予定。
  • 肉を冷凍する:鶏むね肉はなるべく平らにして冷凍庫に。
  • メインディッシュを作る:玉ねぎとアスパラを炒めて取り出す。さわらに焼き目をつけて、野菜を戻し、水&コンソメ&トマトを入れてしばし煮込む。

日曜のメインディッシュは、元々バジルオイル味がついているさわらのアレンジです。前日に1切れを普通に焼いて食べたので、やっつけ仕事で別の料理法にしてみました。で、買ったばかりの大皿に盛りつけてみたくて、大きすぎるだろうと突っ込みつつ盛り付けたら思ったよりお洒落な感じに。そして見た目の効果もあってか、思ったより美味。やっぱ見た目が大事だな、料理は!と食器購入意欲をそそられてしまった週末でした。せっかく倹約してるのに、食器買ったら意味ないわぁ。

大混雑の若冲展を楽しむ、わたくし的ポイント

大混雑という噂の「若冲展」@上野・東京都美術館。先日、飛んで火に入る虫の気持ちで行って来ました。関西に巡回するかと思ったらないみたいだし、会期も短いし、だめ押しでNHKスペシャル見ちゃったし。結局、思った通り混んでましたが、しっかり楽しめたので情報共有です。
f:id:ryoko-m:20160504103920j:image
 

いつ行ったらいいのか

私は先週金曜、29日の16時半に訪問。到着した時点でチケット購入に10分ほど並び、入館まで30分待ちました。正直思ったほどではなかったです。もともと金曜は20時までなので遅いタイミングを狙った方が得策かなと思っていましたが、早めに人が引き始めたようでした。行列を整理する人達に聞いても、ずいぶんましになったとのこと。見終わって出てきたのが6時半頃で、その頃には20分待ちに解消されていました。
日程が限られなければ、本当は平日に行きたいところですね。でも、平日に出歩けるリタイア組の皆さんや外国人観光客もいるので、めちゃくちゃ空いているわけではないようです。おそるべし若冲ブーム。
というわけで結論は普通ですが、金曜夜か、平日の昼間ということになります。明日の6日の夜なんて会社員には狙い目かも。
 

どうやって見ればいいのか

館内に入るのが比較的スムーズでも、中の混雑が深刻なのがこの手の展覧会の問題です。素直に音声ガイドを借りることにして、自身のペースで味わうのではなく、ある程度知識を上げ底にしてテンポよく見ることにしました。ガイドは520円なり。行列の最後、会場に入る手前で借りられます(なんとここでも少し並ぶという)。
特にひとりで見にいく場合(私です私)は音声ガイドおすすめです。絵の近くに寄るために並ばないといけないような混雑ぶりの場合、私は面倒くささが勝ってしまうので、空いている作品からさくっと見て、目あての作品は人の後ろから見える範囲で見て終わり、というパターンが多いです。絵を見る姿勢として、あんな風に行列を作って順に見るのがあまり好きではありません。絵画をありがたがりすぎているようで大袈裟だし、その心理的な距離が向き合い方としてダメな気がします。もっと、自分なりの距離と時間で見たい。それがダメならマイペースで見れる範囲でいいや、ということで音声ガイドなんですが、中谷美紀がしっとりと解説してくれます。合間に美術史家の辻さんやジョー・プライスさんのコメントが入っており、会場内をうまく進めないときなどに聞くのによかったです(暇つぶしぽく使ってごめんなさい)。
 

私なりの見方

①近くもいいけど、遠くもね
画面いっぱいの超絶技巧と鮮やかな色彩、題材も明朗、遠目でもパンチが効いてて楽しめます。若冲の魅力のひとつは空間を支配するような広がりではなく、凝縮された画力で絵の中に引きずりこむような力だと思っているのですが、それがずらりと並ぶと、空気が濃く、重くなるような独特の空間になる気がします。特に動植綵絵の展示室ではまず全体を見渡してみるのをおすすめします。決して近寄れなかった負け惜しみではございません。
あと身も蓋もない話で恐縮ですが、混雑していても絵が大きいとまぁまぁ見れてストレスが溜まらないですね。私は靴を履いて170センチくらいの人間ですが、前に二人くらい挟んでも、一番下以外は大体見れました。以前同じくらい混雑していた北斎展を見に行ったときには、絵が小さくて全く見えずものすごーくイライラしたものです。フェルメールも同様。
 
②静の中の動を探す
画風の華やかさ、力強さに反するようですが、先程も言った通り若冲の魅力は作り込まれた世界の持つ強い引力だと思っているので、動というより静の印象があります。そのなかではっとしたのが雪の表現。そこだけ粉雪が舞うような錯覚に陥りました。細かく書き込んだ絵画の上にもったいないくらいたくさん雪を散らしているのですが、その勢いが動きを持っていて、静かな画面との対比がとてもいいんです。音声ガイドのなかで辻さんが取り上げていて、ああ一緒だと思って嬉しくなりました。
 

ご参考:事前にお勉強をするなら

ぱっと見てわーすごーい、と思えるのが若冲のよいところだと思うので、事前に知ってないと楽しめないということはないと思います。ある程度のバックグラウンドは展示会内でも分かりますし。
でももし日本画に興味があるなら、山口晃さんの「ヘンな日本美術史」を読むことをおすすめします。特に若冲に詳しくなるわけではないのですが、日本画の持つ特徴を知り、日本人が失った視点を知ることで、絵の見方が少し分かった気がしました。折を見てまた読み返したいと思います。

 

 

 

ヘンな日本美術史

ヘンな日本美術史

 

 

 

 

この展覧会については日本美術に詳しい友人と話す機会があって、いろいろと面白い視点を教えてもらったのですが、長くなりすぎたのでまた別とします。
 

air Closet 4回目:半端な季節をつなぐ春服

気持ちのいい季節になってきましたが、気温差が激しくて服の組み合わせが日々悩ましくないですか。コートでは暑くるしい、カーディガンでは夜寒い。いかにも春服といった華やかなカットソーは着れる時期が短くてあんまり買えない。結局春は冬服の薄いのか、夏服の重ね着で済ませてしまいがちな私です。

そこへ春真っ盛りな洋服が到着。バリエーションが増えて、素直にうれしいです。季節の変わり目の短い時期は、安物か借り物でつなぐのがいいかもねぇ、と思いました。
 
アイテムは、空色のカットソーと黒ストライプのワイドパンツ、カーキのオールインワン。両方を合わせると会社には派手だったので、別々に使いました。青はもともと好んで着る色で、カーキやベージュのパンツとも相性がよかったです。パンツは白カットソーと合わせてやや綺麗めにして通勤用に。何度も言いますが私は自転車通勤者なので、パンツがよいのです。
f:id:ryoko-m:20160428010053j:image
カーキのオールインワンは、ワンピかと思いきやドレープに沿って下がキュロットになっているというもの。ワンピだったら着れないうれしはずかしな短さですが、キュロットだとなぜか着れちゃいますね。
f:id:ryoko-m:20160428010104j:image
オールインワンには前から興味があったのですが、トイレの時どんな感じなんだろう、という疑問を解決できないまま買うのを躊躇ってました。今回良い機会なので、このオールインワンに白のロングカーデ、オレンジ系のネックレスを合わせて、神戸散策に。さすがに会社には着ていけず、休日のおでかけ着にしました。結論からいうと、トイレ面倒です。1枚で着るならいいかもしれませんが、なぜにトイレで諸肌ぬぎに、という大事感が否めません。あと脱ぐのに時間がかかるので、急にトイレに行きたくなったらどうしようかと、ちょっと不安でした。かわいいけど、すぐ脱げないなら必要ないかなぁ。
 
今回の3点も6日ほど借りて数日前に返却済みです。そろそろ次の洋服が届く頃なので楽しみ。

ごうごうと風の吹きわたる

昨日は時期はずれの嵐のような1日でした。子どもの頃、風が山を揺らすたびに、ああ猫バスが通ったねぇと親子で言ったものですが、今日の勢いだと猫バスにしたって大群かつ高速走行、やや暴走ぎみです。家に紛れ込んだ虫をやっきになって追いかける、くるみさんの我を忘れた姿を思わせます。ずばり、手がつけられません。
f:id:ryoko-m:20160504011459j:image
窓から見える山肌は新芽が目立ち、風に強く煽られています。新緑の季節と言いますが、新芽は実際黄色いもの。緑よりも黄色が勝って見える山を見ると、春が来たなと思います。今年は特に黄色っぽくて、これは椎の木の花がたくさん咲いているせいなんだそうです。この花が多く咲く年は不作だと母が教えてくれました。強い風と相まって、妙にざわつく山の様子です。これはきっと、ナユグの春の影響だな(まだ読んでます、守人シリーズ)。

さて、そんな山のうんちくは露知らず、なつめさんとくるみさんは朝から風の音に耳をすませて、ごうごうと家を揺らすたびにびびっておりました。

な&く「おおお、なんか来る…」
f:id:ryoko-m:20160504011514j:image

びゅうびゅうと風が吹き、ごごごと家が鳴り、続けて生ぬるいすきま風がぴゅうっと。

な&く「なんか来たーー!」
f:id:ryoko-m:20160504011527j:image

なつめさんのしっぽが膨らんでいますが、くるみさんの真顔も結構なものです。二人揃って起きているのは珍しいのですが、あちこちうろついては風の音を聞いていました。

午後になっても鳴りやまず、結局飽きたらしい二人。安全な寝床に戻って、今度は風がどんなに吹いても起きないくらい熟睡しておりました。猫って敏感なのか鈍感なのか分かりませんね。

な「まぁ、こういう日は眠るに限るよ」
f:id:ryoko-m:20160504011541j:image

うん、そうだねなつめさん。あなた大概寝てるけどね。

ファーストキャビン@築地に泊まってみた

GW初日の金曜に東京へ。今回の宿は前から行きたかったファーストキャビン築地です。以前秋葉原に泊まったので大きな驚きはなかったのですが、同じところ、違うところをメモしておきます。

場所は日比谷線築地駅に上がってすぐ。出口さえ間違わなければ迷わないと思います。入り口入ってすぐはバーになっており、通り抜けるとフロントです。夜ごはんを食べて22時頃戻ったら、バーは外国人観光客でにぎわっており、ちょっと六本木っぽくなってました。私は一杯やってよれよれしつつ、まだまだ夜が長そうな彼や彼女の間を通り抜けてチェックイン。夜遊びにわくわくしない、そんな年頃です。でも、ビジネスホテルと違ってカプセルやB&Bは共有スペースの解放感がいいですよね。旅をしてる気持ちになります。(とかいいつつ速攻寝てしまうのですが)

さて、部屋に話題を移しましょう。女性用のキャビン(個室)のある階は5階、お風呂は7階でした。ワンフロアに25部屋くらいあったと思います。前回もそうですが、中はとても静か。
f:id:ryoko-m:20160503092952j:image

 
前回同様、ベッドのみのブースです。以前利用したセンチュリオンホテルキャビンタワーと違うのは天井の高さと、足元の靴ぬぎスペースの有無。立てるくらいの高さがあるとかなり身動きしやすくなりますし、足元に荷物がおけるので、大きなスーツケースでない限り(あと荷物をベッドの上に置くことに抵抗のない人である限り)、ブース内でほぼ支度が完了します。無駄な出入りが減るので、犯罪を防ぐ意味でもフロアの静かさを維持する意味でもよいのではないでしょうか。
f:id:ryoko-m:20160503092934j:image
 
ベッド脇の荷物入れはこんな感じ。結構ものが入るので便利です。サイズ感分かるようにカードキーを置いてみましたが、わかりますかね…?キャビン内の作りは秋葉原と一緒です。
f:id:ryoko-m:20160503093008j:image
 
扉(シャッター的な)を閉めて、テレビを見るときはこんな感じ。フロア内で音を出すのは禁止なので、ヘッドフォンをつけて見ます。うっすら画面に私が映っているのが気持ち悪いですがご容赦ください。
金曜の夜に泊まることが多いので、土曜の朝目覚めたらまずは寝転んだまま朝ドラを見ます。外の天気もわからない薄暗いブースで寝起きのままテレビを見る自堕落さが、快適なんだな。
f:id:ryoko-m:20160503093022j:image
しかし、部屋の上の方にテレビがあると、意外といいのかも…場所とらないし。テレビ離れが叫ばれる昨今、私とてさほどテレビを見るわけではないのですが、奴らはなぜ居間のいいところにスペースを取って鎮座するのでしょうか。テレビという物体=資産だからでしょうか。スマホタブレットも併用される状況だと、テレビってワンオブゼムのデバイスに過ぎないと思うんだけどな…と、家庭におけるテレビの位置付けまでも気にしはじめてしまう、そんなミニマムスペースなキャビンなのでした。
 
お風呂は浴場があり、メイク落とし洗顔化粧水とコットン歯ブラシパジャマなどアメニティは秋葉同様充実。メイク落としは無いときにうれしいですよね。
 
あと築地のメリットはやはり立地ではないでしょうか。出て少しいくと築地場外市場に行けますので、朝ごはんは築地場外で、というのが無理せずできます。もちろん前夜に築地でお寿司っていうのもいいですねぇ。
銀座も徒歩圏でぶらぶらするのがとても楽しい。アクセスでいったら秋葉よりおすすめですね。
 
さて、次の東京訪問はどこに泊まろうか、今から楽しみです。

最近ブログを書いていないのは

上橋菜穂子の守人シリーズにどっぷり浸かっているからで、先ほど7巻セットの本編一番最後(6巻目)である「蒼路の旅人」を読み終えました。このペースはまずいですね。電子書籍で割安だったセットを買ったのが運のつき。約2週間で6冊消化してますから、まず間違いなくGW中に最後の3冊を読み終えてしまうでしょう。食事はなんとか食べてますがテレビを見てないから世の動きに鈍くなってる気がする…。早く読み終えないと生活に支障が出そう、だけど、読み終わったら毎日の楽しみがなくなってしまう…まさに痛し痒しです。

昔からファンタジー、それも歴史物に近いような壮大な話が好きで、「子どもよりも大人が読んでほしい本」、主人公がアラサーなどの情報と、あとはNHKのドラマを見たのをきっかけに読み始めたんですが…。どんなに評判がよくてももうわたくし大人ですから、今さらゲド戦記にはまった中学女子みたいな訳にはいかないわよ、とたかをくくっていたら、あー面白い面白い。もうどっぷりっす。見た目は大人、中身は子ども。名探偵の逆をいく大人で結構です。おかげで今日までにとらないといけなかった新幹線のチケットを取り損ねました。ああ早得取りたかったのに。
私の読書は本質的に現実逃避で、だからこそ異世界の話や寓話的な物語を好み、読み出すととことんのめり込んで制御のできない中毒症状の読み方です。社会人として簡単に危機を迎える自分に不安を抱きつつ、それでも現実を置き去りにできるほどの物語そのものには、癒しの効果があると思います。守人シリーズはもっと耽美な世界観を想像してましたが、結構、硬派。端的な文章とストーリー展開の速さ、登場人物の造形にそれぞれ重みがありつつ互いの距離感が取れているのが気持ちいいです。昔、何の本だったか、歴史物やハードボイルドなどの創作性の強い作品で大切なのは作者と作品の距離感だと書かれていましたが、まさにその距離感がいい感じ。文化人類学の知識も後ろ楯となって、物語に客観性を持たせてるのではと推測します。
それにしても、社会や歴史の縮図のような、スケールの大きいファンタジー作品に女性作家が多い気がするのは何故なんでしょうね。ルグゥインもそうだしローリングもそうだし。世の中を動かしているのは男性でも、その法則を見極めるのは横目で見ている女の人ってことなんでしょうか。そんなことにも思いを巡らしつつ、本編はあと3冊、なめるように読まなければ。

買い物を終えて一言。

そろそろ母の日の貢ぎ物を買わねばならん、と思い立ち梅田にショッピングに出かけたのですが…多いですね、人。ただでさえかさばる自転車で正面突破をしないよう、回り込んだのですがなかなかのものでした。阪急三番街からグランフロントにかけての道沿いは特に人が多く、ここに交差する通りが少しまえに事故のあったところ。急病で意識をなくした人の車が突っ込んだあたりです。事故を警戒してなのか単に休日だからなのか、警察の人が大勢交通整理をしていました。 
まずは刺繍を始めたいという母のために刺繍用品を揃えにユザワヤへ。しかし、なぜ三番街のユザワヤはあんなに場所が分かりにくいのか。地下から入った私が悪いのか。同じフロアにあるキディランドに迷い混んで無駄足に無駄足を重ねてようやくたどり着きました。
私は昔からキャラクターを愛でる習慣があまりなく、キディランドにはまったく縁がありません。たまに通りかかるとちょっと場違いで気恥ずかしいのですが、店全体が強烈なトレンド臭、甘くて華やかでかつ一瞬で消えそうな香りを放っており、見過ごせないのも確かです。ちなみに本日は「おそ松さん」のポップアップショップ的なものがあり、入店規制がかかってました。ほうほう、あれはオタクウケかと思っていたが若い女の子がコレクションするようなウケ方をしているのね、、??いや、今どきの女子がオタク化してるってことかしら。あとはセーラームーンも専用コーナーもあり。最近リバイバルしてるみたいですよね。なかよしでセーラームーンを読んでた年代としては、もう世代が一巡りしたのかと思って現実を直視できません。しかし、美少女戦士ってまたすごいネーミングだよなぁ。さらにはコナンの映画連動特設コーナーがあって、ここは客層が明らかに広い。おばあちゃんと孫とか、中高生男子とか。コナンの映画だけは見に行くって言ってた大学生の女子いたもんなぁ。いったい真一は何度季節を巡っているのやら。たしか、、60巻くらいまでは読んでたような。
買い物を終えて今度はルクアをうろうろ。人のものを買いに来たはずなのに自分のものを買ってしまうのは何故なんでしょうね。人の業というべきでしょうか、私の流されやすすぎる意思のせいでしょうか。まぁ後者なんですけど、先週春夏物を入れ換えて、着ないものの処分や足りないもののチェックをした後なので、私の中の浪費担当が「おまさん、そこそこ買うてもええやろ」とそろばん勘定をしておったようです。ちょっと覗こうと思ったオペークで、「パリジェンヌっぽいです!」という店員さんの褒め言葉を「絶対違うし!」と思いつつバッグを買ってしまい、ちらっと見るだけ、と思って立ち寄ったラグシーで限定色のフランク&アイリーンのシャツを購入。シャツはだいぶやってしまいましたね、、でもいいの、今年はここのリネンシャツを絶対1枚買うぞって思ってたし。会社に着てけないから悩んだけど、まぁ結果買うことに違いはありませんでしたね、はい。

本日の買い物は以上です。うう、買いすぎたよう。とりあえず、帰ってごはんを作る。