患者Aより、トレンディなインフルエンザのご報告

人生初のインフルエンザ(A型)に感染して木曜日から戦線離脱しておりました。年が明けてからインフルエンザが流行るのは珍しいらしいですが、トレンドにちゃっかりのってしまいました。元々健康優良児の私。病気で休むのも珍しかったので、経緯をまとめて記録します。

 

初期症状:仕事中に腰痛、全身の節々の痛み、だるさ、頭痛。これらが半日くらいかけて、だんだん悪化。あとくしゃみを連発。今思えばごめんなさい、向かいの先輩。インフル感染してないことを祈ります。

初期症状への対策:できるだけ業務を巻きつつ、周囲にプチ引き継ぎ。社用メールを私用アドレスに転送かけて、社用ケータイをこっそりバッグに入れて帰宅。休む気満々か、とつっこまれましたが、何せ滅多に風邪引きませんので緊急事態なのです。これ風邪で休む前の正しきサラリーマンのあり方也。

帰宅後:ポカリを飲んでひたすら睡眠。夜中、腰痛と頭痛が酷くて普通の風邪じゃない予感。本当は風呂に入って体を温めるか、温かい飲み物を取れば腰痛はましになったらしいです。知ってたー?と翌日医師に言われましたが知らないからしんどかったよ先生。あと頭痛の影響か、チェックできなかった納品リストの数式が頭に浮かんでひたすら暗算を繰り返すという、夢なのか強迫観念なのか何なのかよく分かりませんが妙に辛かったです。
翌朝、病院で検査:インフルA型と判明。熱はこの時点で37.4度とさほど高くなく、医師曰くこの程度の熱だとインフルエンザを検出できないことがあるらしい。しかし前夜の症状が尋常じゃなかったので頼んで検査をしてもらい、無事に?インフル認定されました。珍しいねぇ、とお爺さん先生はのたまいましたが、やっといてよかった。知人から、初期にインフルと診断されず、後から症状が出たため初期対応が手遅れで、1週間以上患って気管支炎にもなってしまった、という話を聞いていたので、元々検査はごり押しするつもりだったのです。みなさんも気になったら検査はしてもらった方がよいと思います。
治療:診察後、病院内の処置室で吸引薬×2を吸引。その他、漢方の風邪薬と頓服薬を処方されました。この吸引薬がタミフルの代わりみたいなもので、初期に摂取できるかが肝心らしいです。その効果もあってか、経過は思ったより楽でした。2日目までは頭痛が残って熱もありましたが、3日目にはほぼ回復。4日目の今日はぴんぴんしております。喉もいたくないし、鼻水も咳も出ないし、すっきり治りました。
治療中の暇つぶし:「夜と霧」(V・E・フランクル)、「白痴」(坂口安吾)、「モザイク塗り絵」(トルコで買った塗り絵)。思ったよりあっさり治ったのでさほど暇もなかったんですが、熱でふらふらしつつ、避難先(実家)に向かうために用意したのがこの3冊。我ながら病気を治すつもりがあるのかちょっと自信のないラインナップですが、いいのです、どれも読みたかったのだもの。結局「夜と霧」だけ読みました。気づいたら一気読み、感想別途。ちなみに「モザイク塗り絵」は5㎜角くらいのステッカーを貼ってモザイク画を完成させるという鬼のような塗り絵で、いつかやろうと思いつつ、今回もできず仕舞。まあ健康な時の方がよさそうですね。
今後に向けて:今回の罹患については、特に反省材料がないんですけど…来年からはなめてないでインフルの予防接種しようかなぁ。