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田舎de休日 ひな人形を飾ろう(B面)

田舎で週末

お題「ひな祭り」

飾り付けたばっかりなのに何ですが、今回あまりに久々だったために、却っておひな様の役目が終わったことを実感。親子ともども時間があるうちに処分についても考えなければなぁと思いました。ひな人形にまつわるあれこれ、B面です。

おひな様の現役はいつまで…?

飾り付けを終えて、思ったよりも疲労困憊した父(60代)、母(50代)、娘(30代)。人形の保存状態は悪くなかったのですが、箱が鼠に噛まれていたり、ガラスケースが曇って汚れていたり、一部のパーツが壊れたり外れたりしていて正直古めかしい印象がぬぐえません。家族は誰も明確には言いませんでしたが、おひな様にも賞味期限と言うものがありましょう。親が子育てをしていて、私がまだ女の子で、成長を願って人形を飾っていた頃なんて、もう遠い昔。いい大人達が黙々と古びたひな人形を出す姿には、目的を失った習慣の哀しさがあります。あの頃はと思い出して懐かしめる年頃に世代交代できればよかったなぁと、今さらですが思いました。おひな様をしまい忘れたことなどなかったのに、なぜにうちの娘は嫁に行かないのだろう(あ、ここの房飾りはがれちゃってるね)という親たちのぼやきが宙を舞います。
いや、違う。我々は何も娘のおひな様がもはや現役でないことを確認しているのではない。ぴちぴとの姪っ子たち(3歳と0歳)と若い弟夫婦に、ひと世代昔のひな祭りの風習を見せてやるために苦労して飾り付けているのだ…!娘は責任を取れませんので、姪っ子達へのお披露目で無理やり世代交代をすることとし、私は自分を納得させました。
飾り付けが終わった頃。祖父(90代)が通りすがって、ニコニコしながら「お雛さまっちゅうのはなんと可愛らしいもんやなぁ」と言って、人形を眺めていました。祖父にとっては永遠に可愛い孫娘である私としては、その屈託のなさに感謝すると同時に、ちょっと申し訳ない気持ちにもなります。いつまでも孫娘と思っているかもだけど、おひな様は結構古くなっちゃったのよ、おじいちゃん。これはね、もう私じゃなくて、来週やってくるあなたのひ孫たちがきっと珍しがって喜ぶと思う。
 

おひな様の勇気ある撤退

さて、一定の役目を終えたひな人形たちは、ゆくゆくは人形供養をするのが正しい形だと思います。出し入れの手間を考えると次がいつになるやら分かりませんので、久々に出したついでに(言葉は悪いですが)取捨選択をしようかと思い、飾った直後からそんな目で眺めています。周囲の話だと、おひな様とお内裏様だけを残してケースを別で誂える人は結構いるらしい。ケースを落ち着いたものにしたら、マンション暮らしでも省スペースでお洒落に楽しめそうです。でも昔から好きだった嫁入り道具達は置いときたいなぁ。それに、子どもの頃は主役がおひな様と言われても若々しい三人官女の方が可愛くていいなぁと思っていたし、飾り付けに苦労した五人囃子はよく見るときりっとしていて小気味よいし、あと一番下で靴とか持ってる若者とかお爺さんも表情があって味わい深いんだよなぁ。大人になってから出したのは初めてなので、改めて眺めると一部だけ残して処分するのは勿体ないものです。あとはケースに入ったお人形達。全ては難しくても何点かは残しておきたい。藤娘は大きくて華やかだから見栄えがするし、ちょっと渋い色合いの小さい娘人形は大人っぽくて飾りやすそうでいい。それに縄跳びしている少女の人形は動きがあって昔からお気に入りで、子供ができたら喜ぶかもしれない…視点は完全に身請けモードなんですが、なかなか思い切れないものです。片づけるまでの間、のんびり眺めつつ彼女たちの身の振り方を考えようかなぁと思っています。 
ちなみに…私の地元には「淡島神社」という人形供養で有名な神社があります。ちょっと珍しい神社で、全国から集まった人形を境内にずらりと(しかも種類別に)並べており、たくさん集まっている時期(3月3日の雛流しの行事前など)に行くと、これがなかなか、ちょっと夢に出そうな感じです。最大2万体とか。人形が得意でない方は安易な写真検索はしないことをおすすめします。あ、でも設楽焼の狸やら、干支の置物やらが順序良く並んで群れてる感じはなかなか可愛らしいし、海に面した歴史のある神社なので写真好きにはお薦めです。機会があればぜひ来訪を。
近所にはこちらに人形を納めたという人もおり、地元民には知られた神社です。供養にかかる費用はネットで調べた限り”お気持ち”という大らかさらしく、結局どうすればいいのかよく分かりませんが、御祈祷代の相場で収める人が多いようです。預かってもらえるのは人形本体だけで、付随する小物やケース類は受け取ってもらえません。それでも十分、気持ちが楽になる納め方だと思います。単に荷物として大きいだけでなく、子どものためだったはずのものが引き取れずに親の荷物として残ってしまうのが申し訳なくて、やはりみんなが元気で体力があるうちに(あと私が独身で時間があるうちに)(←ずっとそうかもしれないけども、それはさておき)どうにかした方がいいのでしょうね…。供養するなら淡島さんに持っていこうと思いつつ、今回だけではまだ思いきれなくて結論は保留中です。
それにしても、これからはあんなに大げさな段飾りをを買ったりもらったりする時代ではないでしょうね。友人知人の子ども達を見てもそんな例はありません。ものを増やすことが必ずしもよいことではなくなってきているので、今あるものを持つべきか持たざるべきか、精査する能力が試されている気がします。
 
~DATA~

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所在地:和歌山県和歌山市加太116 
    ※加太は…風光明媚です。正直遠いです。
参拝時間:9:00~17:00
全国の淡嶋神社総本社らしく、歴史は古いです。女性の縁結びや子授け・安産にご利益があるとされています。HPはレトロで情報が最新かちょっと不安な感じ。
 
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