犬への遠慮、猫への甘え。

今週のお題「犬派? 猫派?」

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秘蔵写真公開?なつめさんとくるみさん、少女のみぎり
 
犬派か猫派か聞かれたら…ほんの少しためらってから、猫派と答えたい私です。というのも、小さい頃から犬も猫も飼っていたので犬も好きなのです。道すがら、お尻も尻尾もきゅっと引き締まった柴犬がご主人様と一緒に自慢げに散歩している後ろ姿なぞ見かけると、なかなかたまらんものがあります。
犬の喜びはコール&レスポンスにある、と思います。犬は人に期待しますし、要求しますし、推測します。それに応えたり応えなかったりして躾けることで、山と言ったら川と答えるような関係性を作るのが犬と過ごす楽しみであり、悩ましさでもあります。あのこちらを見上げるキラキラした瞳が眩しい、たまにちょっと、眩しすぎる。果たして私に彼らの期待に応える(もしくは適切に断る)ことができるのだろうか。いまいち自信が持てないのが、私が犬に遠慮してしまう理由です。
他方、猫です。猫は人に要求せず、命令します(ごはんを与えなさい、背中をかきなさい)。推測せず、観察します(あ、なんかつまづいてるわ)。あまつさえ無視します(でも知ーらないっと)。そういう風に見えるんです。実際は知りません。詳しくは「猫のきもち」とか読んでください。で、私はそんな一方通行の猫とのやりとりに非常に癒されるわけです。一体どこまでコミュニケーションを面倒くさがるのか、人としてどうなのか。猫側も「あんたの愛情が重い」とか言ってくれたらいいのですが、「あいつらウザいけどごはんくれるしな」程度の扱いなので、我々猫党は見返りのない愛に酔って甘えていられるわけです。ああ、片想いは無限大。
そんな愛情吸収装置である猫は、いなくなると寂しくてたまらなくなり、子より孫より猫が一番と言わせ、飼えば婚期を逃すと言われる恐ろしい存在です。私は猫たちが親の愛を一身に集めてくれるのをいいことに、両親にまだ見せられそうにない花嫁姿や孫の顔などから、ちょっぴり逃げられている気がします。その上で成人男性に向けるべき愛情の一部を確実に猫に向けているため、もうなんというか、甘えに甘えてます。甘えの二重構造です。でも自覚はしておりますので、後ろめたさからちょっとためらったのち、猫派、と答えるわけです。冒頭に戻る。
しかし、一方通行の愛情がいいなんて寂しい話ですが、最近猫好きか増えているのは案外そんなところに理由があるのかもしれません。
 
最後に我が家の高性能愛情吸収装置、なつめさんとくるみさんの少女時代を振り返って終わります。4~5ヶ月くらいの二人です。うーん。かわいい。愛情を押し付けずにはいられない。

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寝起きは眠いのでぼーっとします。

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起きたついでにてきとーに喧嘩します。ぱんちをくらったくるみさん。

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すかさずやり返しますが…噛まれてもちょっと鈍いなつめさんでした。