くるみさんの、いいところ

今日は巷で人気のワイルド系、くるみさんにインタビューをしたいと思います。こんにちは、くるみさん。

く「……どうも」
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高校球児並みの愛想のなさがいいですね。こう見えて、欲しいものや要求があるときは非常に声の大きいくるみさんです。にゃあにゃあ、ではなくぎゃあぎゃあ、と聞こえることを目指しています。

くるみさんのチャームポイントの1つめは、立派な白いひげです。勢いは若さの証。年を取った猫は目に見えてひげが減り、勢いをなくしていきます。くるみさんは、まだぶりぶりです。
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このひげはセンサーなので、得意のネズミキャッチをするときにはぐいっと前を向いて、獲物のどんな動きも逃しません。

く「……(やったろか)」
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強い筋肉から高い柔軟性が生まれます。なつめさんと違って非常にコンパクトに座るくるみさん。ちょんと座った時の胸毛が真っ白で柔らかいのがカワイイところです。ちょっと、寄せてあげてみました。

く「…サービスやで」
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そして一番カワイイのが足。前には浅ばきソックスを、後ろには通常のソックスをはくのがくるみさん流。特に後ろは学生時代の制定ソックスを彷彿とさせる長さです。態度は高校生男子のようでも、身だしなみは優等生。

く「ただしはきかえはできません、悪しからず」
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以上、現場からお伝えしました。

海外在住の日本人に何を贈ればいいのか問題

カナダに住む大叔母がいます。海外在住と聞くと優雅なイメージですが、大昔に地元から集団移住した一員なのだそうです。バンクーバーから飛行機を乗り継がないとたどり着けない中部の田舎町に暮らしており、かつては農業を、今は引退して現地で娘や息子たちと暮らしています。やはり冬は大そう寒いとか。

私は小さい頃から赤毛のアンシリーズが大好きで、それを知った大叔母さんが現地で売っている本やテレビドラマのビデオを贈ってくれたことがありました。その他にも現地で売っている紅茶やらジャムやらを日本の親戚に送ってくれるので、一度も会ったことはないけれど、送られてくる物を通じて親しみを感じている人です。

その大叔母さんが現在来日しており、娘さんと一緒に母方の祖父母宅に長期滞在中。70代という年齢を考えるともう次に来るのはいつだかわかりません。そこで、何年越しだか分からないくらい遅いお礼をせねばということになり…表題の件に至ります。しかし、海外に長期在住している日本人、それも高齢女性に私は一体何を買えばよいのでしょうか。母にもお土産を頼まれたので総額8000円という予算を握りしめ、梅田を彷徨ったんですが…ああ、難しかった。難問でした。

同じ悩みを持っている方がいたら(えらくピンポイントですが)参考になるかもしれないので、備忘録も兼ねて載せておきます。

 

【がんばって選んだもの】

①桜や郷土玩具模様のハンカチ、ポーチ、エコバッグ@中川政七商店

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海外在住日本人にとって、どのくらいの日本らしさが魅力的なんでしょうか。フジヤマゲイシャという訳にもいきませんが、日本で今流行っているものもさほどいらないでしょう。日本らしいけどアイテムとしても普通に素敵で、日常使いできるんだけどカナダには売ってなさそうなものは何か??と悩み、まずは中川政七商店の系列店を巡りました。ワレモノはNG、荷物がかさまないようコンパクトなものというと布小物しか選択肢がなく、ど真ん中直球だけど可愛らしい桜のテキスタイルの商品と、柄が凝っているハンカチを。トータル4,700円くらい。『商店』の方は下手に買うと荒物屋っぽくなりそうだったので、程よくベタな『日本市』の方で選びました。

※アイテム写真はすべて中川政七商店公式通販サイトより

 

②宇治田原製茶場×SOU・SOUのお茶セット@MUSEUM OF KYOTO

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これはちょっと個人的にジャケ買いなんですが…そういや京都ブランドを集めたセレクトショップがあったなぁと思って出向いたところ、老舗のお茶屋とSOU・SOUがコラボしたお茶缶のセットを発見。ギフトボックスに上記の3つ入りで2200円くらい。お茶はそれぞれ種類が違って、30g入りと小ぶりですがミニチュア感があってとても可愛いです。紅茶好きなのは知っていたので、きっと日本茶も飲むでしょうと思って購入。100g未満で2000円とはお茶にしたら高いなぁと思いつつ…まあほぼ茶缶代ですね。同じものがショップのサイトにもSOU・SOUのサイトにも発見できず、でも後者では同じテキスタイルの急須とのセットが売っていてギフトとしてよさげでした。

※アイテム写真はすべてSOU・SOUウェブサイトより

museumofkyoto.jp

sousounetshop.jp

 

③だしのお試しセット@茅乃舎

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ここまでで少々予算が余ったので、最後のおまけ的にだしパックのお試しセットを追加。3種各5袋入りで、1200円くらい。写真は冬の包み紙ですが、今は春で桜を想像させるピンクの袋になっていて見た目が華やかなのも気に入りました。季節ごとに包み紙が変わるとか、好きだわぁ。外国の方だと使わなさそうですが、日本人なら海外にいてもお味噌汁くらいは作るでしょうと予想、でも好みはありそうなので少量パックにしました。茅乃舎だしはうちも愛用しており、味は間違いないかなあと思います。

※写真はYahoo!ショッピングの商品紹介ページより

store.shopping.yahoo.co.jp

 

以上3品で8200円くらいに収まりました。結果的に外国の人が好みそうな京都・奈良のアイテムに日本食を付け加えられたので、内容のバランスとしては大変満足です。インバウンドの効果なのか、デパートのアイテムが多少外国人観光客を意識しているのも助かりました。今回買ったお店以外だと、Floydも日本モチーフの雑貨がいろいろあってよかったです。もう少し相手の年齢が若かったら喜ばれるかもしれません。

さあ、果たして大叔母は喜んでくれるでしょうか。一緒に来ている娘さん(ていっても私より一回り以上年長)は英語しか話せないとかで、今週末はプチ異文化交流になりそうです。

やってはいけない京都・岡崎散策

そうだ、京都、行こう。

素敵なコピーですね。京都に行きたいインサイトを絶妙にとらえています。ある日ふと行きたくなる、心が欲するのが京都。しかし騙されてはいけません。そうだ行こう的なテンションで行った日にはもう、京都は急に表情を変えて、なめてんのかワレと言いつつ往復ビンタをかましてきます。えっそんな。言うてたやん、おいでやすって。思わず頬を押さえながら責めると、ほほほ、顔で笑って嫌味を言うのがうちらの流儀どす、と嫣然と微笑みかえす京都…。なんかずれてきましたが、何が言いたいのかというと、春の京都、特に桜の季節は恐ろしいばかりの観光客の群れと、人気店の行列と、公共交通機関の混雑に瞬殺されますので、ゆめゆめ油断召されぬよう。お気をつけやす。

飛んで火に入る、京都・岡崎散策コース

先週の土曜に京都散策してきました。桜の季節だし、いい季節ネタになると思ったのですが…休日に、桜に、なんかよさこい系の祭りに、大学の入学式までコンボしてしまい、岡崎エリアはほぼ祭り状態。哀れな一般観光客は京都観光のXデーにのこのこやってきてしまったのでした。プランは良かったと思うのですが、とにかく日が悪かったようです。京都は、少なくとも桜の時期はやめとこう…

(0)三条京阪下車、岡崎公園にバスで向かう

という予定だったのですがバスの行列を見て諦め、徒歩で向かうことにしました。20分くらいでしょうか。このときすでに嫌な予感。

(1)グリル小宝で遅めのランチをする

以前知人が美味しいと教えてくれた洋食屋さんへ。道すがらのレストランに並ぶ行列を横目で見つつ…ああやっぱり、15人以上並んでいました。特に今日は入学式帰りの親子が多くて行列がかさんでます。この時点で2時過ぎ。なんと、結局1時間並びました。止めようかと思ったんだけど、他も行列してるし、この機会を逃すと来なさそうだなぁと思ったのですよ。

やっと入れたお店では、一番有名なオムライスを注文。大中小とありますが、小で普通サイズ、お値段650円と驚異のコスパです!評判のデミグラスソースが美味しいのと、卵が比較的ふんわり巻いてあり、ご飯もパラパラしているのでさくっと食べれました。量は小で十分です。なのですが、1時間並んで650円というのが妙に納得いきません…。今度は大勢で行って、いろいろシェアしたいなぁ。あと店員さんの水を注ぐパフォーマンスが面白すぎたのだけど、一人だったから笑えなくて残念でした。あの注ぎ方は激しすぎないでしょうか。
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グリル 小宝 (コダカラ) - 東山/洋食 [食べログ]

(2)平安神宮を散策する

せっかく来たのだから近いし平安神宮でも、と思って立ち寄り。すぐそばの岡崎公園で開催されているよさこいの祭りが賑やかで正直ちょっとうるさい…。あの踊り、ちょっと地方のヤンキー感ありますよね。そこがぐっとくるポイントなんでしょうか。さて、平安神宮の庭園は確かに桜も盛りでよいのですが、色んな植物が短歌と一緒に紹介されていて、平安時代の植物園的に楽しめました。うーん、昔修学旅行で来たのかなぁ。さっぱり覚えてないなぁ。

(3)蔦屋書店・岡崎店を訪問

今回の2番目の目的は京都の蔦屋書店。残念ながら人が多すぎて本屋として楽しめる状態ではありませんでしたが、京都本がさすがのラインナップでしたので、次にどうしようか迷っていたら立ち読みするのもアリだと思います。書店としてはあまり大きくないです。あと2階はまるっとカフェらしくとても素敵そうでした。ひとり歩きの休憩でもいいですが、ああいうのはデートにもいいですよねぇ。

(4)細見美術館で『春画展』を見る

今回の1番の目的は、うれしはずかし春画展なのでした。少し前都内で開催された時にニュースで話題になっていましたが、京都の方も連日行列ができており開館時間が延長になる盛況ぶりです。なんというか、ちょっとストリップに並ぶ興味本位の客みたいでこっぱずかしい気持ちになりつつ、えいやで並びました。待ち時間を減らそうと時間をずらしたんですが、17時頃の時点で20分ほど待って入れました。話題性で行ったようなものの、思ったより絵の状態が良くて、人目にさらされていない錦絵ってあんなに状態が良いのねと感心。肝心の絵の方は私あまりグロいのダメなので(AVも見れない人なので)(←見なくていいんだけど)、正直楽しくはなかったですかねぇ。著名な絵師のものもあり、彼らの並々ならぬ熱意は伝わるのですが、それを美しさや大らかな楽しさといった綺麗な表現でのみ捉えるのはどうなんですかね。西洋の裸婦像とは全く目的も表現も違うし、人間根本的にはエロなのね、くらいの解説をしてもらった方がすっきりします。豪華な絵のいくつかはお殿様のコレクションだったという事実も踏まえると、高級ヌード写真集みたいな感じではないかと。日本画らしい構図の凝った絵や、幽霊に例えた絵などは面白く、中でも一枚だけ、直接的じゃなくて好きな絵がありました。開催期間は残りわずか、4月10日まで。

(5)三条京阪まで戻り、帰宅

バスを探すのはやめて、ぶらぶら駅まで散策。目的地に向かうまでの通り道が楽しいのが、京都だなぁと思います。途中で、昔ながらの銭湯を発見。渋くて、でも人が集まってる感じがして、よさげです。
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最後に、帰りの電車も激混みで1時間近く立ったままであったことをお伝えして、私の“やってはいけない京都散歩”の報告を終わりたいと思います。ああ、とにかく疲れた!お粗末さまでした。

ひとり暮らしの献立1週間:キャベツ先生、しゃす!4/3週

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毎週日曜日に自制と自戒を込めて書いていたのに、1日遅れてしまいました。それもこれも大きすぎる鶏むね肉と低すぎる揚げ物スキルによるものです。春爛漫、桜満開、桜もいいけどキャベツが美味いよね、ということで今週の主役は春キャベツです。 

3/27~4/2の晩ごはん:答え合わせ

日曜:ヤンソンの誘惑、ミニトマト、スパークリングワイン

→新じゃがいもは柔らかさともちもち感があって、濃厚で美味しかったです。

月曜:ごはん、肉じゃが、ミニトマト、インスタントスープ

→肉じゃがのじゃがを欲張りすぎて、これは2日では食べきれるまい…

火曜:ごはん、肉じゃがカレー風味、インスタントスープ

→カレー風味にすると急に食欲が沸きますが、完食は無理なのでいったん冷蔵庫へ

水曜:外食予定(今週こそジムに行きたい)/スパニッシュオムレツ

→ジムの前に軽く食べたので晩ごはん省略。オムレツ用にサイコロ切りしておいたじゃがいもがめちゃくちゃ変色しているのに気づいて処分。切って保存できないことを学びました…

木曜:チヂミ、ビール

→いくら具材を切ってあっても、混ぜて焼いて後片付けするのがめんどかったです。

金曜:ごはん、冷凍おかず①、ビール

→勉強しつつ外食。なんでだろう、せっかく貯めたTポイントで晩ごはんをゲットしたら妙に食べた気がしない…食事はお金と等価交換することが大事、かもしれません。

土曜:ごはん、冷凍おかず②、インスタントスープ

→ブランチでパンとコーヒーと残ったトマト入りオムレツを。夜は冷凍していたおかずをチンして、ビールと一緒に処分。

【残ったもの】チヂミ(残り1枚・冷凍保存)、ミニトマトが少し(古くなってきた)

4/3~4/10の晩ごはん:予定

日曜:(昼)アンチョビキャベツのパスタ

  :(夜)鶏むね肉の一枚から揚げ、千切りキャベツ、ごはん、ビール

月曜:ごはん、回鍋肉、必要ならインスタントスープ

火曜:外食予定

水曜:ピーマンチャーハン、キャベツのみそ汁

木曜:ごはん、冷凍おかず(サバ味噌煮)、みそ汁の残り

金~日曜:不在の予定

【材料】キャベツ(1/2)、長ネギ(1本)、ピーマン(5個)、鶏むね肉(1枚)、豚バラ(適量・冷凍保存)、アンチョビ(3つ・冷凍保存)、卵、ごはん、各種調味料

日曜日にしたこと

珍しく昼ご飯を作ろうと思い、どうせ料理するならと昼から下準備しました。生でよし煮てよし焼いてよしのキャベツですが、葉物野菜は細かいくずがたくさん出るのが嫌いで、気合でまとめ切りします。どうしても回鍋肉が食べたくなるときがあるので、私のキャベツ欲求は結構な割合で回鍋肉欲求が先立ちます。冷蔵庫に甜麺醤は欠かしません。

・野菜を切りまくる:キャベツ1/8は千切りに(夜の付け合わせ)、残りは一口サイズに切る、切る、切る…(パスタ・回鍋肉用、残りは冷凍)、ネギは斜め切り(半分は回鍋肉、残りは冷凍)、ピーマンは8等分にする(2個分を回鍋肉、残りは冷凍、一部サイコロ切りに)、鶏むね肉は厚いところに適当に切り目を入れる(夜の唐揚げ用)

・回鍋肉に使う野菜はまとめてジップロックに入れて野菜室、残った野菜は各々ラップでまとめてジップロックに入れて冷凍(この際、ジップロックに日付を書いておくことを激しくお勧めします。いつの野菜か忘れるのよねぇ)。

・昼ごはんのパスタを作る。残ったミニトマトを半分に切り、冷凍していたアンチョビを細かく切る。キューピーのパスタ用オイル(ぺペロン系)を少量入れてオリーブオイルで伸ばし(アンチョビが入るから味調整)、キャベツ・アンチョビ・ミニトマトを炒める(その間にパスタはレンジで茹でて、投入)。

※ここまでに1時間くらい

・(夜になってから)晩ごはんの準備。ごはんを炊く。千切りキャベツを水にさらす。唐揚げのレシピは「暮しの手帖」(第71号)より。鶏もも肉に下味(にんにく、しょうが、醤油、酒で寝かせる...時間がないので揉んでごまかす)を付け、薄力粉→卵にくぐらせて揚げる。片面4‐5分ずつくらい。書かれてる通りにやってるけど、本当に揚がっているのか…?残った卵がもったいなすぎるが使い道がないので処分。えーん。

 

毎回、回鍋肉をお手本通りに作りたいばかりにネギとピーマンを投入するのですが、ネギは万能選手なもののピーマンの処遇に困ります。肉詰めかナポリタンくらい。今回ピーマンチャーハンなるレシピをゲットしたので(やはり「暮しの手帖」81号参照)、ピーマンレシピの広がりに期待。キャベツは残ったものを冷凍しましたが、やっぱりしなっとなるのでみそ汁など煮物系の方がよい気がします。あと今回発見だったのですが、アンチョビは冷凍して解凍して炒めるとほぼ原形をなくします。どこいったアンチョビよ。しかしこれが却ってアンチョビソースみたいになってパスタが妙に美味しかったです。キャベツと、合う~。

今週はど頭に揚げ物を入れたので、揚げ油に緊張する、ちゃんと揚がっているか分からずに不安、せっかくだからと欲張って大きな揚げ物にし過ぎて胸やけする、とロクなことになりませんでした。揚げ物スキルの向上は今後の課題です。油の処理面倒だしなぁ。

なつめさん、ハッスルする

あ、なつめさんがスターティングポーズでやる気です。

な「よっしゃ、いくで!」
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はぐはぐはぐ、としっぽ(のおもちゃ)を攻撃するなつめさん。
ぱーのままの手と小さな口が武器ですが、見た目にはごろごろしているようにしか見えません。くるみさんが華麗に宙を舞うのに対し、なつめさんは主に地を這います。
な「えい!えい!」
擬音をつけるなら、ぽふぽふ、あたりが適切です。
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すぐ疲れるのもご愛敬。
な「ちょっと飽きた…よっこいしょ。あ、近づいて来たら叩けばいいや」
もう投げやりです。
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なつめさんにとっては、おもちゃで遊ぶのは運動じゃなくてコミュニケーション。構ってもらうのが何よりうれしい。それに、遊んでもらった後はよく眠れるのでいいよね、と申しておりました。

2016年、しあわせ着物計画② どこで買うか計画する

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私の着付けは正式な習い事ではなく、着物専門店が実施するワンコイン着付け教室に通っています。習うこと自体はリーズナブルなんですが、即売会や決算市的な催しも組み込まれており、お高い着物を進められるのが少々、難点です。おそらくものは良いのでしょうが、こちらにその審美眼がないことと、値札があってないような価格交渉ができるので値付けの感覚が混乱します。単に高額な品物にその価値があるのかが判断できないというだけでなく、あっという間に値下がった反物を買ったら織り手の人にいくら渡るのか、不当に安い価格で買っていないかというのも気になってしまうんです。そんなこと気にできるような懐具合ではないのですが、わたくし一応、着物を着ることは文化を身に着けることだと自負しております。いくら着物をたくさん着ても、文化を担っている作り手の人を支援できていないのは嫌だし、自分が身に着けているものが何なのか説明できないのも嫌なんです。

最初はわーい着物だー、着れてうれしい、この柄かわいい、私ってば結構似合う(なにせ細長い体型には定評あり)とファッションの延長で楽しんでいたのですが、結局、即売会などで得たにわか知識でだんだんと頭でっかちになってきました。しっかり勉強していいものだけを少しずつ揃える方法もあるのでしょうが、まずは数をこなさないと勉強にならない気もするし、にわか知識で妙にいいもの買っても格好悪い、という意地もあり…ここらでひとつ、他の店をいろいろ見に行って、自分の身の丈にあった着物の選び方を身に着けたいと思いました。

以上、単なる着物お買い得大作戦ではないのですよ、着物文化への造詣を深めるための投資なのですよ、という壮大な前置きです。欲しいものは整理できたので、限られた予算で無限の知識を得るべく、実際に見たいものや行ってみたい店をまとめておきます。ちなみに、着物の本拠地?京都が近いというのに、どうも私の着物は江戸好み。「はんなり」よりも「粋」を探すべく、東京のお店がメインになってます。今度スーツケースに着物詰めて巡ってこようかと。ほんとーーーに、住んでる間に行っとけよ、て感じです。あんなに銀座や日比谷に遊びに行ってたというのに。

 

再掲:欲しいもの、と予算感

〔1〕帯(黒以外でカジュアル用)・・・できれば2本で10‐15万くらいまで

〔2〕木綿の着物かいい浴衣&半幅帯 ・・・着物と帯で10万以下

〔3〕色無地 ・・・欲しいのがあれば。着物は7万程度。

〔4〕ストレッチの足袋、帯上げと帯締めのバリエーション・・・3~5万程度

年間予算は最大30万円です。うーん、ボーナスちゃんと出ないと困るなぁ。

 

行きたい店

1.竺仙@日本橋

竺仙の浴衣、欲しーい。毎年、雑誌を見ながら欲しい欲しい言ってます。着物雑誌だけじゃなくて、普通のファッション誌やCMなんかでモデルさんが着てる浴衣も、いいなぁと思ったら竺仙のだったり。せっかくなんで本店であれこれ見たいなぁ。浴衣って一番揃ってるのGWくらいなんですよね。早めに見に行って、反物でゲットして、夏の襦袢に合わせて誂えたいです。ここの浴衣なら綿着物としても使えそうだし、白っぽい麻の帯を合わせて爽やかーにいきましょう。

www.chikusen.co.jp

 

2.きもの青木@銀座

リユース系で行きたいお店その一。HPも素敵で見てて楽しい。小物も充実してそうなので、着物を持ち込んで、帯と小物を合わせてもらいたいです。ちょっと個性的な柄物や、作家物のリユースなどひとひねりしたアイテムをゲットしたい。

aoki-aoki.shop-pro.jp

 

3.銀座かわの屋

 これもリユース系。HP見てる限り、青木よりも古典的な感じかと。古いものだとおそらく着物は丈が足りないと思うので、とにかく帯で攻めたいと思います。

www.kawanoya.co.jp

 

4.一加 東銀座店

 セレクトショップに例えると、上記2点がアメリカンラグシーとかジャーナルスタンダードで、一加はトゥモローランドとかデプレっぽいイメージ。こだわりカジュアルに対して、ハイファッションが混じった綺麗めスタンダード路線って感じです。京都の本店にはいったことがあるんですが、非常に好きなテイストです。着物を面で見せるというか、ミニマムな綺麗さで。せっかく東京行くなら、ついでに東銀座店見てこようと思います。値段はミニマムではないので、目の保養ですねぇ。

≪公式≫ 粋な着物屋 京都一加 Kyoto Ichika

 

5.いち利 銀座本店/心斎橋店

 これも大阪にあるので心斎橋の方行ってもいいんですが、時間があれば銀座本店へ。なんでも揃う大型店っぽいので、見てきたいと思います。いわゆる問屋なので今通ってる着付け教室とあんまり変わらないかもですね。

着物と着付け教室|銀座いち利|トップページ

 

これ1日で回れるのかな…他にも行ってみたい店はあるんですが、今回はこの辺で。

2016年、しあわせ着物計画① 何が欲しいかを決める

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菱屋カレンブロッソで草履を新調しました!淡いグレーの布地で草履台は白、鼻緒の裏地はモカっぽいブラウンです。サイズはL。私は足のサイズが25㎝と大きいので靴をえいやと買うことができず、必ず履いてみてから買うようにしています。この草履は履きやすいことで有名ですが、S/M/Lの3サイズで足に合うのか、店舗まで出かけて行って確かめてから購入しました。草履は靴ほど厳密ではなく(そもそもむき出しだし)、少々小さくてもよいそうです。Lだとかかとがちょっとはみ出るくらいで収まりました。ただ、既製品は鼻緒の部分がきつかったので、自分用には緩めにすげてもらうこととし、2週間ほど待って入手。まだ一度も履いていませんが、お高いものではないのでカジュアルに楽しみたいです。普段履きの草履としては2足目になります。

新しい草履を手に入れたところで、2016年はもっと計画的にきものを楽しみたいところです。着始めたばかりのテンションは落ち着き、清水買いをした帯や着物が少しと、親戚縁者からのお下がり着物を裄直しして着物も増えました。1人暮らしの部屋に着物のスペースは限られていますし、予算はさらに限られます。ここいらで一度必要なものを整理し、昨年のように「あ、帯買ったらもう年間予算がない」というような事態は避けたいところです。そりゃあいい帯で、何にでも合うので大活躍なのですが、帯1本で1年分だと清水買いもいいとこです。

私が持っているもの

着付けを始める前から着物は好きで、親の支援もあって正式な場所へ着ていくものは一通り揃っているんですが、普段着が不足。それぞれに『七緒』でよくあるように、自分なりの立ち位置を書いてみました。しかしこれ、言葉だけだと自分用の備忘録以外の何物でもないですね。さくっと読み飛ばしてください。

①振袖/袋帯ウェディングドレス(一生一度の晴れ着)

今やたんすの肥やしではありますが、自分用のを持っています。白地に竹メインの古典柄、金の帯で新進演歌歌手のような趣です。金銀の袋帯はさすがに他には使えませんね。

②訪問着/袋帯:上品なロングドレス(昼の教会式にもOK)

親戚や親しい友達の結婚式用に、淡いグレージュの古典柄と、茶色の袋帯を合わせて。結婚式が減って出番は減りましたが、いざというときの1枚として実家で待機。

③付け下げ/袋帯:デザイナーものの個性派ドレス(カジュアルな式~パーティ)

確か24,5歳の頃に、自分で初めて買った着物です。濃いモスグリーン1色にシルエットの薔薇のみという着物に、銀×薔薇の帯という作家性の強い一式。帯上げと帯締めは淡い紫を合わせてコントラストでモダンに着ます。これもなかなかアレンジが難しく、セットで自宅待機中。

④色無地:シンプルなワンピース(アレンジ次第でカジュアルからパーティまで)

母の嫁入り道具をお下がりでもらいました。色はいかにも嫁入り道具な薄ピンク。丈が足りなそうだったのでおはしょりを縫い付けているという無精な1枚です。着物はすっきりした合わせ方が好きなので、色無地はもう1着欲しいわぁ。

⑤よそ行き小紋:柄物のセットアップ(お能や歌舞伎、美術館、お茶席に行きたい)

・江戸小紋藍色/鮫小紋

一目で気に入った超絶ベーシックで、着ると落ち着きます。鮫小紋が江戸時代には紀州徳川家の柄だったというのも密かな気に入りポイントです。ただし、あまりにベーシック過ぎて帯を個性的にしないと中居さんのようになるのが悩み。

・橘柄の小紋(ピンク)

母に助けてもらってお誂え。こちらの記事に写真ありです。私一人だったら選ばないであろう可愛らしさですが、ありがたいことに似合います。母の見立ては大概正しい。帯も揃えましたがもうちょいアレンジもしてみたいところ。

⑥カジュアル小紋:好きなテキスタイルのワンピース(落語や居酒屋に行きたい)

大島紬①(泥染・古典柄)

祖母から譲り受けた反物をジャスト私サイズ(反物ぎりぎり)に仕立てた自慢の一着。いわゆるザ・大島柄なので小粋に着こなすのが課題です。

大島紬②(紺色・赤い椿柄)

母の嫁入り道具より、お下がり第2弾。こちらはさらに古めかしいので、垢ぬけた着こなしができるのか自信がなくて一旦実家に収納。

・総柄小紋(オレンジ、緑など)

母のお下がり第3弾。総柄の振袖の袖を切ったもの。ちょっとコスプレ心をくすぐる大正モダン柄なので、可愛げのある着こなしを頑張りたいところ。こちらの記事に画像あり。

・縦縞の紬(ピンクのグラデ)

これは叔母からのお下がりで、裄直し中ですがそれでも袖が足りなそうな予感…。叔母はお洒落なので、縞といってもピンクに紫が混じったような細かい縞で、古めかしくなくて気に入りました。今年アレコレ楽しみたい一着。

⑦その他の着物:夏素材のワンピース

・夏向けの着物

持っておりません。5月ごろから着れる単衣と盛夏のみの絽や紗がありますが、5~9月ごろまで切れる単衣を一着買うかが悩みどころ。汗をかく時期なので、自宅で洗える木綿の着物にも興味があります。

・浴衣

紺の縞にガーベラ模様のカワイイ系と、白地に手書きの鳳凰柄という、どっちを取っても若気の至りのような2着を所有。夏着物としても着れる上品なやつが欲しい…!とここ2年ほど探し中。

⑧色無地以下用の帯:自宅にある分

袋帯(洒落袋):2本

 大島花織(黒/茶)の帯と、ピンクの小紋用の帯(黒字に唐草小鼻模様)

名古屋帯:1本

 白に七宝つなぎの帯(江戸小紋に合わせて用意)

・半幅帯:1本

 紺・茶・黄色の幾何学模様の帯(泥大島に合わせて用意)。未着用。なぜなら半幅のイケてる結び方をマスターしていないから。文庫はやだけど、貝ノ口は地味!

⑨その他小物類

・襦袢:2着(袷/単衣用)所有で基本OKです。麻も洗えるので興味あり。

・帯上げ、帯締め:帯ごとに一式ずつくらいなので、バリエーション増やしたい。

半襟:そこまで行きついてないんですが、夏用のビーズ襟は興味あり。

・足袋、草履:足袋はストレッチの奴が欲しい!草履は今のところ2足で満足。

・バッグ:着物用は作らない主義です。正装にはHAYASHI HIROKOの型押しバッグを、カジュアルには洋服用のクラッチ類を合わせてます。バッグ好きなので得意分野。

これから欲しいもの

さて、えらく長文になってしまいましたが…ここまでワードローブを整理しました。2016年私は何を買うべきか。集約するとこのあたりがリーズナブルだと思います。

〔1〕帯(黒以外でカジュアル用)

⑤よそ行き小紋と⑥カジュアル小紋用の帯で、黒/茶以外があってもよさげです。帯であれば俄然ユーズドが候補に挙がってきます(なぜならサイズ関係ないから!)。そしてユーズドであれば値段によりますがちょっと遊んだ柄もアリかも。

〔2〕木綿の着物かいい浴衣&半幅帯

正絹の単衣を買うかだいぶ迷いましたが、帯を買うなら年間予算上夏物は木綿か麻にしておこうかと。夏大島や薄物のお召は来年以降のお楽しみということで…。しかし、浴衣兼着物にできるかはデザイン次第ですよね~。

〔3〕色無地

必須じゃないけどあったら欲しいのが色無地。実は、東レのシルックが気になっています。自宅で洗えるし、仕立てまでお願いしても7万くらいで収まるのを確認済。

〔4〕ストレッチの足袋、帯上げと帯締めのバリエーション

小物類は何かを買ったときに合わせていけば増えそうなので、単なる備忘メモ。

 

さあ、買うべきものは決まりました。次はどこでどう買うか、検討したいと思います。